前提
どのようなレストランを経営するかを考えます.
今回では,「個人経営,20席程度のハンバーグ屋さん」として仮定しました.
評価軸
売り上げを出す為にどちらにすべきかを考える
流れ
まずは,都心と郊外のメリットをそれぞれ洗い出しました.
都心
- 人口が多いので,トラフィックが多い
- アクセスが良い
- 昼時のサラリーマンなどをターゲットに出来る
郊外
- 固定費が安い
- リピーター獲得が狙える
- 家族層を狙える
議論
上記のメリットを出し合った.
都心と郊外では,メリットデメリットが表裏一体なので
デメリットは時間の都合上省略した.
ハンバーグに必要なのは,野菜や肉など新鮮な物を揃えるべきなので,
郊外の方が安く美味しい素材を獲得しやすいということから,郊外の場合には
リピート率が高くなるという予測がついた.
また,値段を考えると,固定費の違いにより郊外の方が安く提供出来る.
すなわち,郊外の方が低価で高品質なハンバーグを提供出来ることが分かる.
しかし,都心でのメリットも大きくサラリーマンの多い新橋や東京,新宿あたりに
店を構えれば,悪い評価がつかない限りはユーザー獲得を見込むことが出来る.
また,売り上げを伸ばすことを仮定としているので,
利益では郊外かもしれませんが,売り上げでは都心の方がやや強い.
更に,都心なら仕事帰りのサラリーマン向けに,ハンバーグが食べれて,お酒も飲める様な場を開けば夜も売り上げを狙うことが出来る.
郊外でも夜営業をすれば家族層を狙えるが,車を使って店にくるので,
お酒を頼む人はあまりいないという推測になった.
結論
売り上げを狙うなら「都心」にすべき.
理由
豊富なトラフィックとターゲットマーケティングがしやすい.
立地の利点で夜のお酒での売り上げが出やすい.
フィードバック
誰をターゲットにするかによって解答が決まる問題でした.
売り上げを評価軸として置いたことによって,解答を導き出せたのは素晴らしかったです.
ただ,郊外でも代行業が栄えているので,アルコールでの客獲得は狙えます.
「新店舗を出す目的は何か」を軸に、郊外に出店して地元のリピーター客獲得を目論むのと
都心部に出店して深夜までの集客やアルコールの売上を見込むののどちらが適しているか検討する部分があればより良い議論になったと思います.