就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!
就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。
ビジネスを円滑に進める上でより重要になるのは傾聴力か発信力かという問題を解いていきます。
山田さんの解き方
1. 【前提確認】
・会社におけるビジネスとする(個人事業主でない)
・会議が発生する案件を扱っているとする
【定義づけ】
・ビジネス:会社同士または対個人にて何かしらの利益を生むために実施される取引
・傾聴力:様々な角度から相手の情報を引き出し、相手のことを理解する力
・発信力:自分ないし自社のことを理解し、分かりやすく伝える力
・円滑に進めるとは?:滞りなく、メンバーが不満なく、利益が出る方向性を目指して案件を進められている状態
2. 【軸を決める】
・対外的(対社外)、対内的(社内会議)があるので分けて考える
ビジネスを円滑に進めるとは?
①滞りなく進める/物理→両方
②負の感情が出にくいように進める/心理→両方
③自社の魅力をアピールする/営業→対外
④良い案を出す/企画→対内
3.【比較検討】
①滞りなく進める/物理→両方
・傾聴力:メンバーの進捗をもれなく確認する◎
・発信力:案件の方向性を発信しドライブする〇
②負の感情が出にくいように進める/心理→両方
・傾聴力:メンバーの内心をさぐる◎
・発信力:良い雰囲気を作り出す〇
③自社の魅力をアピールする/営業→対外
・傾聴力:相手のニーズを探る◎
・発信力:自社の提案を余すことなく、分かりやすく伝える◎
④良い案を出す/企画→対内
・傾聴力:相手のニーズを探る〇
・発信力:アイデアを言語化し伝える◎
→よって、(どちらも重要だがどちらかというと)傾聴力のほうが重要である。
プロ講師の解説
1.前提確認
今回のお題は定義の確認をすべきところが多いのですが、焦らず一つ一つ定義確認をしていきましょう。前提確認に関しては、今回はかなり絞られていますが、ここは議論しやすいように自由に設定してしまっていいでしょう。選考中かつ業務・顧客のイメージがしっかりできているのであれば、御社におけるビジネスで~という様にしてもかまいません。ただし、実際の業務という正解がある分、面接官も比較してしまう可能性が高いです。業務理解が浅い場合は無理せず一般論で考えましょう。
2.軸の決定
ここが2つの選択肢を比較する際の軸となります。時間を割いてしっかり吟味しましょう。ここさえ決まれば後はスムーズです。
3.施策立案
正直すべて大事な案が出ていると思うので、メリットデメリットで決める(例えば、発信力だけあってもだめだ!など)のは現実的ではない。軸をきちんと決めて、それに沿って比較していく(例えば、案件の進捗管理(上記でいう物理)では、「滞りなく進めるという観点で」傾聴力は◎くらい必要だけど、発信力は〇くらい大切だよね、など)ことが大切。
【総評】今回は定義型・選択型両方の特性を持ったお題でした。今回は傾聴力で着地させてくれましたが(山田さんは営業でも傾聴力って必要だよね…?から方向性を決めたとのことでした)、受けている企業の社風などに合わせて着地点を変えましょう(ゴリゴリ営業なら発信力など)。
たった1日であなたのグルディス対策を完結させます
グループディスカッションに合格するには絶対に実践経験が必要です。
「デアイバ」に参加すると、以下のメリットがあります。
・1日15分×4回の実践による圧倒的練習量
・実際の人事の採点であなたの得意不得意と順位が分かる
・一度に最大14社と出会え、直接企業の本選考に進める
グルディス対策をしたい&1日で就活を大幅に進めたいという方はぜひご参加ください!