就活生・佐藤さん
コンサル志望の大学3年生。グループディスカッション(GD)は割と得意。実力をさらに磨くため、プロ講師のもとで特訓中!
就活プロ講師・清水さん
DEiBA Company代表取締役でYoutuber。元リクルート常務。
「DEiBA就活チャンネル」や就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。
「あるマンションのエレベーターの混雑を解消できるためには」という問題を考えます。
佐藤さんの解き方
1.前提
マンションの共通認識
→10階建のマンション。エレベーターは2機。一つの階に15部屋ある。会社員とその家族が住んでいる。
2.現状分析
マンションに住んでいる人の経験からエレベーターが最も混む時間は、朝7時半~8時半である。
会社や学校に行くためにエレベーターに乗ると混んでいることが多い。
今回の議論の目的は朝のエレベーター混雑を解消するための施策を打つこととなった。
朝エレベーターに乗る人
・会社員(出勤のため)
・学生(登校のため)
・主婦(ごみ捨てなど)
これら多くの住民は朝の時間に階段ではなく、エレベーターを用いている。
3.ボトルネック(原因)
ボトルネックは以下のふたつ。
⑴階段の使用率が低いこと
⑵多くの住人が朝7時半~8時半にエレベーターを使うこと
4.打ち手立案
ボトルネック⑴、⑵に対して打ち手を立案した。
⑴に対して
→階段を使わせたくする
1.階段をきれいにする
2.運動促進の張り紙を張る
⑵に対して
→住人のエレベーターの使用時間を早める(7時30分までには乗る)
3.朝7時に1階で無料軽食を配布
4.ごみを前日の夜から置けるようにする
5.打ち手評価
1.階段をきれいにする
→実現可能性:○、効果:×
2.運動促進の張り紙を張る
→実現可能性:○、効果:×
3.朝7時に1階で無料軽食を配布
→実現可能性:△、効果:○
4.ごみを前日の夜から置けるようにする
→実現可能性:△、効果:△
6.結論
打ち手評価より、最もエレベーター混雑を解消できそうな施策は朝7時に1階で無料軽食を配布することに決まった。
プロ講師の解説
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※「高齢者の孤独死の人数を減らすにはどうしたらよいか」という問題を使って解説しています。