グループディスカッションでは必ず結論を出さなければなりません。
ですが私達は今まで何か議論して結論を出した経験がほぼ無く、学校などでも大体がじゃんけんや多数決によって結論を決めてきました。
なのでどうすれば結論を出せるのか?意見をまとめれるのかということについて知りません。
そこで今回はグループディスカッションでの結論の出し方、意見のまとめ方について紹介していこうと思います。
絶対にやってはいけない結論の出し方
グループディスカッションで絶対にやってはいけないことがあります。
皆さんは知らないうちにやっていませんか。今回は絶対にやってはいけないことを紹介します。
多数決
多数決でチームの意見を集約する。特に選択型の問題が出題されたときに行われることが多いです。
例えば、「付き合い始めて1年目の記念に行くなら沖縄と京都とどちらが良いですか。」
このような問題が出題されたときに議論で決着がつかないので多数決で決めてしまうことです。
グループディスカッションは合意形成です。合意形成とは議論で答えを出すことです。もし多数決で決めてしまえば合意形成を諦めたとみなされますから全員不合格になるリスクもあります。
根拠がない意見やアイデア
グループディスカッションにおいてアイデアフラッシュの手法を使うケースもあります。その時に色々と意見を出しますが、そのアイデアや意見に根拠がない場合があります。
例えば、「日本の国花は桜ですが、もしほかの花にするなら何がふさわしいでしょう」という問題が出題されたときに、「ヒマワリがいいな。自分が好きだから」
これでは意見を取り上げようにもどのように取り上げていいかわかりません。
発言には根拠を示すことと、その根拠が感覚的なものでない論理をよりどころにする根拠が必要です。
浅い段階の答えを結論にする
議論が始まり、一人二人の発言を基にそれを答えにしてしまうことがあります。
議論をし尽くしたわけではないが、耳障りの良い意見なのでそれを採用して、その後は意見を言わないで、全員でその案を固める理由探しだけをやり続けることです。
あたかも答えは決まっていて、その答えを支える理由を全員で探し続けるやり方です。
これは観察者からすると議論をほとんどしていないと評価されます。それらしい答えが重要なのではなく、議論のプロセスが重要なのです。
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結論の出し方
グループディスカッションの答えに正解はありません。その答えを導くための論理的思考力や一貫性が重要です。
そういう意味では結論の出し方が問われています。結論を出すうえで重要な考え方をここでは紹介します。
優先順位を設定する
色々な施策を考えることはグループディスカッションの中には多いです。その中の施策の優先順位を何によって決めるかということが重要です。
出された意見やアイデアでふさわしいものを選ぶ選び方です。
もちろん多数決で決めてはいけないことは先ほどお話ししたばかりですね。
意見やアイデアを採用する時の比較の軸や基準を作っておく必要があります。問題解決型のおけるボトルネックの見極めですね。
意見を採用する基準を作ることはとても重要です。
要素を分解し、共通点を探す
問題が与えられた時に、色々な意見が出たときにどのように集約すべきかという中で意見の共通点を探して同類な意見をまとめていくやり方です。
これは数学の同類項を【】でくくるという手法と同様です。
例えば「幸せなキャリアを定義してください」という問題が出題されたとします。
幸せとは抽象的な言葉ですから人によって感じ方、受け止め方が異なります。こういう場合は、幸せを感じた出来事を体験談で話させます。するとその中に共通の因子が出ます。
Aの意見:試合に勝って達成感を得たとき。Bの意見:富士山登山に挑戦して苦しかったけれど、山頂に到達できた。
意見の共通性は困難を乗り切って大達成した時と共通性がくくれます。このように共通項を探すことで意見を集約して結論を見出せます。
対立した時の意見ののまとめ方
グルディスにおいて困るのはどちらの意見も同様にリアリティがあり、甲乙つけがたい意見が2つ出てしまうことです。
その2つの意見をどのように意見統一させるかというときの進め方。
結論の出し方が重要です。
例えばどちらの図形が大きいですかという質問がされた時に、AとBで異なる場合があります。
これはAは長さを大きさの基準、Bは面積を大きさの基準にしているのです。この場合は大きさは長さか、面積かのどちらにするか決める必要があります。比較の比較をきめれば解決します。
このように意見が対立する時は基準が不明確で始めたケースが多いのです。比較する基準を決めるということがこの場合の解決策です。
基準作りも感覚的な要素を排除することが重要です。
相手が納得するまで説得する
結論を出すうえで、意見のぶつかり合いはあります。この場合は、相手を説得するか、自分が折れて意見を修正するかのどちらかしかありません。
まずは相手が納得するまで説得することが重要です。
その時に多くの人は論理で説得しようとします。実は人間は論理が正しいからと言って納得はしません。感情を揺さぶる必要があるのです。
どちらの意見が論理的に正しいのかを議論すると議論に勝ちたい人は自分に有利なものさし(比較軸)を用意して自分が正しいと説得します。こうなると泥沼ですね。
その際は、「この議論の勝敗ではなく、本来の目的であるグループディスカッションで合格するという目標に立ちも出らせることが重要です。
合格するには意見が一致しなければならない。その時にどちらが合意形成に努力したかを見せたほうが有利であるかという視点を話すのです。
そうすれば、合意形成したポイントを取ることが重要という視点に立ってくれますね。
自分が折れる
先ほどと同様にあなたが折れるという選択もあります。
どちらの意見を採用しても自作の効果や成果に大きな差がない場合は自分が折れることでグループディスカッション参加者や、観察者も理解しやすい上にゆずることが出来ることを大きくアピールさせることが出来ます。
注意すべきは、明らかに論理的にあなたの意見のほうが正しい時です。
この場合は安易に譲ってしまうと観察者は安易な妥協と認識します。最初はまずは説得することをすべきです。しかし、相手が納得しない場合は、説得のところで示した目的を示します。
でも人は今の勝敗にこだわる人もいます。この場合は、相手の意見を主な意見にして、自分の意見をサブ的な扱いにして、効果や成果が上がるように自分の意見の要素を組み入れることでより良い意見にすることが重要です。
観察者はあなたの人柄とさばき肩に感動するはずです。
味方を作る
意見を集約する時に賛同者を集めるというのも重要な方法です。
賛同者の数が多ければ意見を取り下げやすくなりますから賛同者を募るのは重要です。ここで注意すべきは多数決ではなく、誰が何故、どちらに件に賛同しているかという客観的状況を踏まえることで自分の意見の優劣が感じやすいからです。
そのことがお互いにわかりやすくすることで、自分の状況を踏まえておりやすい環境づくりになるのです。
意見が割れたら、それ以外のメンバーの意見と理由を聞くことは重要なプロセスですね。
グループディスカッションでどんな人が受かるにか気になりませんか?累計7万人の参加者の中で受かる人の特徴があることが気づいたので、合わせてご覧ください。
まとめ
このようにグループディスカッションにおいては全員参加、合意形成が重要です。合意形成をするためにやってはいけないこと、そして合意形成がしやすい方法を今日はお話ししました。
特に意見が分かれた時どうするかはとても重要です。今日説明したスキルを活用して対処しました。
スキルは頭でわかってるだけでは実際の必要な場面では機能しません。
ぜひ、実際のグループディスカッションで試して、実践で使えるスキルを仕上げましょう。
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