大体のグループディスカッションには発表の時間があります。ですがこの発表でうまいなと思う人にあまり出会ったことがありません。
さらにそもそもこの発表の時間が評価されているのかすら分からない人が多いです。
なので今回はグループディスカッションの発表の時間のいろいろな疑問や発表のコツなどを紹介していこうと思います。
グループディスカッション発表は有利になるの?
実際に発表が評価されるのかということですが、結論から言うと発表も評価されます。
企業はわざわざ発表の時間を用意しているので、発表で印象が変わることは事実です。ですが、逆に不利になるのかについても紹介していきます。
逆に失敗したら不利になる?
発表がうまくいけば加点要素であるということは理解できますが、発表がうまくいかなかった場合はどのように評価されるのでしょうか。
グループディスカッションの企業側の採点表には発表の要素は含まれていないケースが多いです。しかし、印象に残るのは間違いありません。
グループディスカッションの最後の場面ですから、心理的バイアスの順序効果が発揮されてしまいます。
最後の印象ですね。グルディスが終わった直後に評価者が判定をする場合には、この発表の影響は大きいと想像されます。ですからメモ欄などにコメントが残されるケースが多いでしょう。
そういう意味ではうまくできなく失敗に近い場合は、印象が悪くなることは十分想像されますね。それでは加点される発表の仕方を今日はお伝えします。
グルディスの発表の流れは?
グループディスカッションの発表は基本的には1分程度の発表のケースが多いです。短い時間の発表は、端的にわかりやすくというのが基本的には重要です。その為の話し方があります。
ではその発表の仕方を以下で紹介していきます。
例えば、「付き合い始めて1年のカップルがいます。記念に旅行に行くなら沖縄と京都とどちらが記念になると思いますか」という問題だと仮定します。
たまたま今日は、大阪のの会場でのグループディスカッションだとしましょう。
1、結論から話す
最初にグループの結論を話します。結論とは与えられた問題に対するグループの答えです。
「京都」にすべきだという結論に達しました。
これでいいですね。
ところが最初の結論をシンプルに話すことに抵抗があるのか、問題を一度読んでから、結論を述べたり、議論の流れを話して最後に結論を言う人も見かけます。
ここではシンプルに結論を述べることが重要です。
2、前提を話す
次に話すべきはどんな前提をおいたかです。カップルも色々なカップルがいますから、差し世に設定した前提を話します。
大学生のグループディスカッションの場合は、自部達と同じ大学三年生の同い年にしようとして議論が進んだとするとそれが前提ですね。
我々は前提を大学三年生の同じ年で大学のサークルで知り合ったカップルとしました。
このようにシンプルに説明しましょう。
3、結論になった経緯を話す
ここで説明すべきは議論のプロセスですね。通常は議論の順番に従い説明するのが望ましいですね。
実際の議論の時に、付き合い始めて1年で、記念になる旅行と設定されていますから、同じサークルで付き合い始めて1年のカップルにとって記念になるとは何かを議論しますね。
記念になる旅行とはどんな旅行であるかを議論しますね。
その定義がなされると、その定義に照らし合わせた時に、京都と沖縄のどっちが適しているかを議論しますね。
その際には、具体的な体験談や知識を駆使して議論をしますね。そして、手kしている場所を選択します。このプロセスを説明します。
最初に、このカップルの場合、記念になる旅行とはどんな旅行か議論しました。次に沖縄と京都とどちらがその定義にふさわしいか、体験談と知識で議論をしました。
こんな感じですね。
4、途中経過をかいつまんで話す
これは議論の中で注目すべきアイデアや意見の紹介や、結論に行きつくまでの思考プロセスを紹介するものです。
この部分があることで、最初から最後まで張り付てみていなかった観察者にも議論の様子を伝えることができます。臨場感を伝えるということです。
例えば、実際の議論の展開が、サークルで出会ったとするとどんなサークルで何が趣味かと移転が重要ではないかという意見がだされ、みんなが賛成したので、サークルの設定を実際にして、旅行サークルに設定がなされました。
定義の追加ですね。
そして旅行が好きなら、自分たちが好きな場所に行くのと、いったことがないところに行くという選択がるという議論に展開され、記念すべき旅行なら、新しいところより原点に戻るという選択のほうが、しっくりくるという結論に達して、では普段からなじみの深い京都を選択する議論になった。
「議論の中で二人の出会いの状況によって影響をうけるのではないかという意見が出て、全員が賛同したので、二人の出会い方とその出会いなら大切なことは何かというのを同時に議論しました。」
5、結論を再び述べる
そして議論の流れからどのように結論に行きついたかを説明します。
議論の途中で記念の旅行を付き合い始めた原点である、最初に戻るという比較軸を設定した結果、京都が選択されたとします。
「その結果、共通の趣味の旅行サークルで知り合ったという前提を加え、記念すべき旅行なので付き合い始めた最初の気持ちを思い出すことが重要なので、日常に近い京都を選択しました。」
これで、結論、前提、結論に至った経緯、途中経過、再度結論に従って一貫性のある発表が出来ましたね。
6、改善点も述べれたら
これで一通りの流れになりましたね。後は改善点などを述べるといいですね。
特にもう少しこうすればもっと良かったという点ですね。これは発表者の個人の意見を盛り込むチャンスです。自分の考え方を話すことで、観察者にアピールすることが出来るのは重要な点ですね。
改善点を述べる場合は、
・グループ全体でうまくいった点
・グループとして少しうまくいかなかった点
この部分を整理すると意見がいいです。
特にこのうまく行かなかった部分を実際の最初に決めた流れのどこがという視点を入れて話すといいですね。
今回の場合は、一旦、付き合い始めて1年の同じサークルで知り合ったカップルと設定したが、議論する中で、同じサークルでは具体性が無い前提設定だったので、議論の途中で、出会い方が記念に影響をするのではの中で。
再度前提を置く必要に迫られたという事柄を基に反省をしましょう。
議論の途中で前提を最初に吟味すべきであった事に気づき、前提を追加しました。最初にもっと前提を詳細に決めたほうが結論に至る時間は早かったと反省していますが、逆に最初に設定しなかったので議論が深くなったというメリットもありました。
前提をどのように置くべきかが勉強になった問題でした。
とこのように改善点を述べながら、実は改善を言いながら、この方法が良かったと協調して。その部分が今後の勉強になったという学びの姿勢を見せることに成功しましたね。
このように示すと、発表者の人間性を示しことがではできますね。
では、発表の全文を確認してみましょう。
「京都」にすべきだという結論に達しました。
我々は前提を大学三年生の同じ年で大学のサークルで知り合ったカップルとしました。
最初に、このカップルの場合、記念になる旅行とはどんな旅行か議論しました。次に沖縄と京都とどちらがその定義にふさわしいか、体験談と知識で議論をしました。
その結果、共通の趣味の旅行サークルで知り合ったという前提を加え、記念すべき旅行なので付き合い始めた最初の気持ちを思い出すことが重要なので、日常に近い京都を選択しました。
議論の途中で前提を最初に吟味すべきであった事に気づき、前提を追加しました。最初にもっと前提を詳細に決めたほうが結論に至る時間は早かったと反省していますが、逆に最初に設定しなかったので議論が深くなったというメリットもありました。
前提をどのように置くべきかが勉強のなった問題でした。
これを普通の速度で話すと55秒でした。長さも十分です。1分というのはこのくらいの分量の発表となります。
具体的に事例をもとに説明したので理解いただけたと思いますが、再度確認していきましょう。
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発表の仕方を詳しく解説
結論から話す
最初に結論をシンプルに話すことが最も重要です。
挿入してよいのは、我々は○○という結論にしました。挿入してよいのは最初の「我々は」くらいです。発表を見ていると最初に余計なことを話をして最後に時間オーバーになる事が最も多いです。
重要な要素は結論ではありません。最初はシンプルに結論だけを話すことに徹しましょう。
前提を話す
次は前提です。この部分もどんな前提を置いたかをシンプルに話すことにします。重要な要素は、結論に至ったプロセスです。
しゃべりたがりの人はこの部分でも余計は情報を話時間オーバーにしてしまいます。結論、前提はシンプルで淡々とです。
結論までのプロセスを話す
発表では、この部分が最も重要なパートです。個々の質で発表の出来が左右されます。
ここで話すことは
・議論した順番
・その各々の議論での結論
この2点は必須です。わかりやすく説明することを意識しましょう。
結論をもう一度
議論を経て出た答えを再度説明します。
特にこの部分では結論の根拠をしっかり述べることが重要です。
納得できる結論の根拠が必要です。
改善点を話す
改善点部分は発表者の個性を示せる重要なアピール部分、エントリー・シートにおけるフォロースルーの部分だと認識しましょう。
今回の議論を振り返り、うまく言った点、うまく行かなかった点、改善ポイントですね。
これが基本です。そして、自分の感性を入れれば最高ですね。発表者メリットをうまく使いましょう。
グループディスカッションのイベントで7万人もの人を見てきました。その中で受かる人の特徴は共通している特徴を紹介しているので、併せてご覧ください。
発表テーマ別例文
今日の事例は選択型の問題の場合の問題と例文を示しながら進めました。課題解決型や定義型の場合の基本的な文例を紹介しましょう。
課題解決型の発表
理想的なダイエット方法を検討してください
議論に流れは
前提
理想的なダイエットとは
理想的なダイエットができない理由(疎外要素)
疎外要素を考慮した施策
改善点
という流れで発表を考えてみましょう。
理想的なダイエットはリバウンドしないで楽に出来る方法で、アルバイトまで電車に乗らないで歩いていくことと、寝る前の3時間以内は食事をしないことにしました。それに加え、自分の途中経過がわかるように毎日体重計に乗って確認するという事にしました。
前提は大学3年生女子女子で、就活本番前に3カ月で3㎏痩せて大学入学当時の体系に戻すことを目標にしました。
議論は、まずは理想的なダイエットプランを議論し、次に太ってしまった原因を分析し、理想的なダイエット方法に準じて施策を議論しました。
その際にグループ内のダイエット経験者の意見を参考に議論をしました。
ダイエット経験者がいたことで実際の施策の有効性と難易度が全員で理解しながら議論できました。
経験がないことは知識だけで議論すると地に足がつく案にならないことが勉強になりました。
こんな感じの発表でしょうか。
課題解決型の例題を解答例付きで紹介しています。
定義型の場合の発表
幸せなキャリアを定義しなさい
議論の流れは
前提
キャリアとは何を指すか
幸せとはどんな状況か
組み合わせた「幸せなキャリアとは」
改善点
という流れで発表を考えてみましょう。
幸せなキャリアとは仕事において周りに評価され、評価に見合った地位と報酬を得ることだと定義しました。
前提は我々就職を目指す大学3年生と修士1年生にとって仕事における幸せなキャリアとしました。
議論はキャリアを仕事、生活、人生の中から仕事での20年後40歳時点での成功としました。
そして幸せとはどういう状況かに関しては、自分たちが過去に幸せを感じた時をどんなときかの意見を出して共通部分を整理し、周りに評価されてそれに見合う報酬を手に入れることとしました。
議論の中で人によって幸せを感じる要素が違うことが理解できました。価値感はキャリアを考える上で重要な要素だと感じました。
こんな感じでしょうか。
定義型、抽象型の例題を解答例付きで紹介しています。
発表者の決め方は?
発表者の決め方ですが、適当に決めるのは避けたほうが良いと思います。このように発表するには議論を俯瞰して見れることとまとめる能力がないとうまくできません。
まとめることに慣れている人がやることが望ましいと言えます。発表をする人に書記の役割を任せてやるのもいいでしょう。
自らやりたいと思っていて、その能力がある人がすることが望ましいです。
まとめ
今日はグループディスカッションにおける発表に関してお話ししました。
発表もやり方と訓練が必要ですね。今日の内容を参考にして訓練して観察者に加点評価をもらいましょう。
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