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グループディスカッションで話せない!人見知りやコミュ障の人の人が通過するのは?

目次

「グループディスカッションで一言も喋れなかった・・・」

このようにグループディスカッションで話せなくて、地蔵状態になってしまう人は結構います。

なので今回は、そんな人見知りな方がどうグループディスカッションで戦っていくのかという具体的ステップを紹介していこうと思います。

グループディスカッションで話せなくても通過する?

グルディス選考に苦手意識のある人は、「発言できない」「何を言っていいのか分からない」という人も多いでしょう。

発言をためらっているうちに時間が過ぎてしまい、一言も発せないまま終わってしまった、というケースもあります。

グルディス選考は実際の議論を通じて評価が行われます。発言しなければ議論にはなりませんから、何も言わずにいると「議論に参加していない」とみなされてしまいます。

参加していないのに通過できるわけがありませんよね。

そういうわけで、グルディス選考で何も発言できない人は、残念ながら選考には通過する希望はほとんどありません。

グループディスカッションで話せない理由は主に4つ

一口に「何を言っていいのか分からない」と言っても、状況は様々。主に以下の4パターンが挙げられます。

意見を思い付かない

発言する意思はありつつ、発言内容が思いつかないパターン。

自分の考えがまとまらない、自分の考えをうまく言葉で説明できない、という状況です。

→意見が思い付かないの解決方法はこちら

苦手意識で怖い

グルディスを苦手に思うあまり早々に諦めてしまうパターン。

「自分が発言しなくても議論は進むだろう」と傍観に徹するような状況です。

→苦手意識がある方の解決策はこちら

自信がない

「自分の意見が受け入れられなかったらどうしよう」「クラッシャーになってしまうかも」と怖気づいてしまうパターン。

発言に自信が持てない

上とほぼ同義ですが、「的を得ない発言をしたらどうしよう」「間違ったことを言ったらどうしよう」等、発言に自信がなくて遠慮してしまうパターン。

発言したくてもできない人も、そもそも発言するのが嫌だという人もいるでしょう。

ですが、いずれにせよ「発言しない=議論に参加する意思なし」とみなされてしまいます。

自信がない以外は改善ができる

「自信がない」というのは性格的な部分も大きく関わっています。

「的を得ない発言をしちゃったら・・・?」「自分の意見で議論を乱してしまったら・・・?」等の心配が起こるか否かは、その人の性格によるところが大きいでしょう。

そのため、人によってはどうしても克服できない要素があると言わざるを得ません。

ですが、改善できる要素はたくさんあります。諦めずに対処していけば、グルディス選考は怖いものではなくなるはずです。

グループディスカッションで話せない人が内定勝ち取る具体的ステップ

先に結論を言ってしまえば、最も効率的なグルディス対策は「パターンを覚えて、実践経験を積むこと」なのですが、どんなポイントを押さえれば良いのか見ていきます。

1、テーマを解く練習をする

実際にどんな問題が出たのか情報収集して、解法を確認しましょう。

何問か目を通すうちに、感の良い人は「なんだか似た問題ばかりだな?」と気づくはずです。

どれくらい練習すればいいの?

「問題を見た瞬間に問題の型を見抜いて、議論の順序が思い浮かぶレベル」を目指したいところです。

グルディス選考は主に以下の4パターンに分類できます。

・抽象型(定義型):抽象的なものや不明瞭なものを具体的な言葉で定義する
例)就活生にとって理想的な「スマートフォンのアプリ」を考えてください。

・選択型:複数の選択肢からふさわしい回答を絞り込む

例)都会と田舎のどちらに生まれたほうが幸せか検討してください。

・課題解決型:課題を解決するための策を考える

例)ボールペンの売上を上げる方法を検討してください。

・フェルミ推定:実際に調査することが難しい量を論理的に推論して概算する

例)日本に消防署が何件あるか検討してください。

それぞれのパターンに定石が存在します。まずは頻出の解法パターンを頭に叩き込んでください。

パターンごとの「どういう流れで解いていくか」がすぐに思い浮かぶレベルになったら、「こんな意見を述べてみよう、こんなアイデアを出そう」と考える余裕も出てきて、自分の意見を発言できるようになっていきます。

実際のグルディスでは、解法パターンに沿いつつ、議論の流れを掴みながら、自分の意見を述べていくことになります。

2、ディスカッションが始まったら絶対に発言する言葉を決める

「この言葉は絶対に自分が言う!」というものを決めておくと、スムーズに発言ができるはずです。

グルディス選考にはパターンがあると述べましたが、パターンごと(あるいはパターンに関わらず)「絶対に言うべき言葉」が存在します。

それらを押さえればOKです。

一番最初の言葉

最初の一言は肝心です。議論の最初に「絶対に言うべき言葉」としては、たとえば以下が挙げられます。

「最初に役割分担をしましょう!」

「まずは定義づけをしましょう!」

これらを遠慮せず先手を切って発言すれば、グループ内で存在感が出て、その後馴染みやすくもなります。

議論のプロセスを設計する

グルディス選考には必ず制限時間があります。限られた時間内で結論を出すためには、効率的なプロセスで議論を進行しなければいけません。

つまり、プロセス設計は「絶対に言うべき言葉」であるわけです。

「時間も限られてるので、議論の順番をざっと決めませんか?」
「具体的には原因を考えて、次にその原因を解決するアイデアを出してまとめるという形でどうでしょう?」

このプロセス設計こそ論理性の見せどころ。

また、プロセス設計の段階でイニシアティブを取ることができれば、その後も引き続きリーダーシップを発揮しやすくなります。

具体的なアイデアを出す

グルディス選考では発言の「量」と「質」の両方が求められます。

ダラダラ長く話したり、思いついたことをポンポン発言したりするのはNG。

自分の考えを論理的に説明し、それによって議論を前に進めなければなりません。

「発言の「質」となると、何かユニークな意見を述べなければいけない・・・」と思っていませんか?

グルディス選考のゴールは全員で合意形成しながら結論を導くことであり、それは必ずしも「ユニークな意見を述べる」こととは一致しません。

ユニークな発言があれば、確かに論は盛り上がり、評価者の目にも止まりやすくなります。

反対に一般論や常識ばかり発言しても差別化はできません。

議論はあまり進まず、評価者の印象にも残りにくいでしょう。

議論を前に進める意見とは、説得力のある意見のこと。

説得力があってメンバーを納得させ得るのは、抽象的ではなく具体的なアイデアです。

具体的な発言をするには、自分自身の経験談を活用しましょう

「私はこう思う」という意見を、自分の経験談で理由づけしてみてください。自分の経験を話すわけですから、内容は自然と具体的になります。

「実際に経験したことがある」という事実が根拠となるため、説得力も強くなります。

「私は〇〇と思います。私は✕✕という経験をしたことがあるのですが・・・」

「私は賛成/反対です。なぜなら、私には✕✕という経験があって、その際△△と感じたことがあるからです」

発言をまとめる

要所要所で、それまでの流れをまとめたり、メンバーの発言を総括するような発言もポイント。

「一旦前提をまとめると・・・」
「今日の議論をまとめると・・・」

これらの発言をするためには、議論の全体像を把握することが必須です。

3、実際にグルディスを行い慣れる

何事も初心者のうちは上手にできないもの。経験を積むにつれて熟練していきますよね。

グルディス選考も同様に、場数を踏んで慣れることで、苦手意識は薄れていきます。

上記でいくつか「絶対に言うべき言葉」を紹介しました。

それだけは絶対に発言する!と決めたら、あとは議論の流れに乗りながら・・・という参加方法で問題ありません。

成功体験を重ねれば自信がつき、自信がつけば緊張せずに発言することができます。

グループディスカッションで付いていけないという方はこちらをご覧ください。

→グループディスカッションで付いていけない人が内定を取る方法

話せない人におすすめの役職は?

繰り返しますが、グルディス選考では発言することが大前提。

「どうしても発言できない」

「何度かグルディスをやってはみたけど、緊張してしまう・・・」

「これだけは言おう!と決めても、先手を打たれてしまう」

そんな人は、戦略的に役割を選ぶと良いかもしれません。

「ファシリテーターに就かないと落ちる」というのは大きな誤解。

逆に「ファシリテーターになれば絶対に受かる」というわけでもありません。自分の役割で議論に貢献できれば誰にでも通過のチャンスはあります。

タイムキーパー

タイムキーパーは議論の時間を管理する役割です。

時間計測をするだけでなく、議論の流れを見て時間配分を調整するなど、全体を把握する力も求められます。グルディスには必要不可欠な存在ですから、この役割ならではの「絶対に言うべき言葉」があります。

つまり、タイムキーパーの仕事を利用して、発言ができるというわけです。

例)
「私がタイムキーパーをやります。それでは早速、前提の定義に〇分・・・」

「そろそろ次に進まないといけません。ここまでまとめると、△△なので、こんな感じでどうでしょう?」

このように、タイムキーパーの仕事をしながら議論をまとめたり、提案したりすることが可能です。

書記

書記は議論の概要を過不足なく記録する、いわば議論をサポートする役割です。

「メモを取ればいいから、発言しなくても良いのでは?」と思った人はいませんか?

実はそれ、大きな間違いなんです。

書記の役割はおすすめしません。

なぜなら「書記だから発言が免除される」なんてことはありえないからです。

グルディスは発言が肝要。書記はメモを取りながら自分の意見も発言しなければならず、非常に忙しいからです。ただでさえ発言ができない人には難しい役割といえます。

もちろん、慣れている人や自信のある人は引き受けて構いません。忙しい分、プラスアルファのアピールも可能です。

グルディスで話せない人がしている誤解

「グルディスが苦手!とにかく発言できない!」という人は、実は誤解をしているかもしれません。

グルディス選考では「この人はグルディスが得意そうだな」というように見えるメンバーにも出会うことがあるでしょう。

ですが、「得意そうに見える」のと「高評価を得られる」のは必ずしもイコールではありません。

多く発言しなければいけない?

「とにかくたくさん発言をしなければいけない」というのは誤りです。

発言は「量」だけではなく「質」も見られています。

その人の発言によって、議論が良い方向に進んでいるかどうか。

最終的には結論に対し全員の合意形成ができたかどうか。

発言量が多いとしても、それが議論を進行させるものではなかったり、却って議論を乱すものだったりしたら、むしろ減点対象になってしまいます。

量よりも質にこだわって振り切るというのも1つの戦略です。

発言の量に自信のない人は、とにかく集中して議論の流れを把握し、「ここぞ!」というときに説得力の強い意見を出せるように意識をしてください。

間違った発言をしてはいけない?

グルディスでは「全員で合意形成しながら結論を出す」ことが重要です。

何を良しとするかは、議論の流れや雰囲気によっても異なります。つまり、正解や間違いというものは決まっていないわけです。

「自分の発言が間違っていたらどうしよう」

「的外れなことを言ってしまったらどうしよう」

「クラッシャーになってしまったらどうしよう」



そんなふうに不安になる前に、まずは目の前の議論に集中して流れを掴みましょう。

その上で自分の意見を簡潔に述べることです。

斬新な意見でなければならない?

「グルディス中に口を開くなら、斬新でユニークな発言をしなければいけない」というわけではありません。

全員が納得して議論が進行するのであればまったく問題ありません。

とはいえ、一般論や常識ばかり発しても議論は停滞しますから、説得力のある意見を発信するように意識

しましょう。

先述のとおり、自分の経験をまじえて発言するのがおすすめです。

そんなグルディスがうまい人はいない

特にグルディス経験が少ないうちは「みんなグルディス得意ですごい!それに比べて自分は・・・」と落ち込むことがあるかもしれません。

たとえば、自分からファシリテーターを買って出る、どんどんアイデアが湧き出てくる。そんなメンバーがいたら凄そうに見えてしまいますね。

ですが、最初から完璧にできる人はいません

また、学生の皆さんから見て得意そうに見えるのと、企業が高い評価をつけるのとは、必ずしも一致しません。
まずは場数を積んで慣れること、そして自信をつけることが重要です。

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まとめ

グルディスで「何を言えば良いのか分からない」という人は少なくありません。

ですが、グルディス選考では「発言しない=議論に参加する意思なし」とみなされてしまうもの。

どうしても発言できない場合は、「絶対に言うべき言葉」を押さえる、役割の仕事を利用して発言する、という手もあります。

発言の量・質を改善するには、パターンを覚えて経験を積み、自信をつけることが一番です。

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監修者
清水達也

DEiBA Company創業者

経歴
・リクルートキャリア代表取締役
・ベネッセホールディングス顧問就任
・DEiBA Companyを設立
・グループディスカッション型就活イベントを年間50回以上開催

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