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【豊島】これからの社会に必要なのは「個人力」か「チームワーク」か?

目次

就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!

就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。

「これからの社会に必要なのは『個人力』か『チームワーク』か?」という問題を解いていきます。

山田さんの解き方

山田さんの解き方


1. 【前提確認】

– これからの社会: AIの普及や働き方の多様化が進む、今後10年程度の日本社会
– 個人力: 専門知識、課題解決力、主体性など、個人が自ら成果を生み出す能力
– チームワーク: 異なる強みを持つ人同士が協力し、共通の目標を達成する能力
– 議論の範囲: 主に企業や組織で働く場面を想定する

┗両方とも必要ですが、今回は「社会全体でより優先して育成・重視すべき能力はどちらか」という観点で比較

2. 【要素分解】
要素/必要な能力
① 課題を発見する/主体性・観察力・情報共有
② 解決策を考える/専門知識・発想力・意見交換
③ 解決策を実行する/実行力・役割分担・協力

3.【評価軸】
優先順位を決めるため、次の3つの評価軸を設定しました。

① 社会の変化への対応力: AIや技術革新など、変化の激しい環境で成果を出せるか
② 課題解決への貢献度: 複雑な社会課題を解決できるか
③ 成果の継続性: 特定の個人に依存せず、長期的に成果を生み出せるか

┗これからの社会では、単に成果を出すだけでなく、変化に対応しながら成果を出し続けることが重要だと考えました。


4.【比較検討】

評価軸 個人力 チームワーク
①変化への対応力
個人力:◎ 個人の判断で素早く行動できる
チームワーク:○ 多様な知識を集められるが、調整に時間がかかる

②課題解決への貢献度
個人力:○ 専門性を生かせる
チームワーク:◎ 複数の視点から解決策を考えられる

③成果の継続性
個人力: △ 特定の人に依存しやすい
チームワーク:◎ 知識や経験を共有し、成果を引き継げる

▼個人力のメリット
– 意思決定が速く、主体的に行動できる
– 専門性を高めることで、新しい価値を生み出せる
▼個人力のデメリット
– 一人で対応できる課題には限界がある
– 個人の能力に成果が左右されやすい
▼チームワークのメリット
– 異なる知識や経験を組み合わせられる
– 役割分担によって複雑な課題に対応できる
▼チームワークのデメリット
– 意見の対立や調整によって時間がかかる
– 周囲に依存すると、責任の所在が曖昧になる

5.【まとめ】
これからの社会では「チームワーク」をより重視すべきだと考えました。理由は、社会課題が複雑化する中で、一人の知識や能力だけでは解決が難しい問題が増えると考えたためです。もちろん、個人力も重要です。特に、変化に素早く対応する場面では個人力が強みになります。しかし、異なる専門性を持つ人が協力することで、より多角的な解決策を生み出し、継続的に成果を出せると考えます。そのため、個人力を土台としながら、それを最大限に生かせるチームワークを優先すべきだという結論に至りました。


プロ講師の解説

プロ講師の解説

1. 前提確認・要素分解
「これからの社会」を今後10年の日本社会と定義し、議論の対象を企業・組織に絞った点は評価できます。一方で、「なぜ今後10年の日本社会なのか」という前提設定の理由まで示せると尚良かったですね。
また、企業・組織に議論を限定するのであれば、業界や職種によって求められる能力が異なる点にも触れられると、より説得力が増します。


 2. 評価軸、施策立案、まとめ
「変化への対応力」「課題解決への貢献度」「成果の継続性」という3つの評価軸を設定し、両者のメリット・デメリットを比較するフローは良かったですね。ですが、評価軸の優先順位が明確になっていないので、結論の裏付けが薄れてしまった印象があります。

例えば、変化への対応力を最優先すれば個人力が選ばれる可能性もあります。「複雑な課題の解決を最も重視する」と先に決めることで、結論の説得力が高まります。
また、「社会課題が複雑化している」という主張には具体例が必要です。AIを活用したサービス開発では、技術・営業・法務など複数の専門性が必要になることを示せば、チームワークを重視する理由が伝わりやすくなります。


【総評】
今回は選択型のお題でした。
選択型の問題は、問題を見た時点でどちらかに結論が寄りやすいです。
「私だったら個人力が重要だと思う」のように、結論ありきで議論が進みやすいので、
【前提確認 → 要素分解 → 評価軸設定 → 比較検討 → 結論】という流れを意識することが重要です。特に、両方必要だと感じるテーマほど、「なぜ今回は片方を優先するのか」を説明できるかどうかが評価を分けるポイントになります。



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監修者
志村 友樹

DEiBA Company代表取締役

早稲田大学文化構想学部卒業。新卒で大手損害保険会社に入社。創業社長の清水との出会いをきっかけに、2016年にDEiBA Companyに入社。2024年4月より創業社長の清水の後任として、代表取締役に就任。

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