就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!
就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。
良いコンサルタントとは?という問題を考えます。
山田さんの解き方
1.診断
前提確認:
・コンサルタント:PwCコンサル、日本、企業のお医者さん
・顧客:日本の大手~中小企業、官公庁は含まない
2.検討プロセスの設計
①良いコンサルタントに当てはまる事例を列挙する(アイデア出し・発散)
②共通項でまとめ、「良いコンサルタント」をいくつか定義づけする(抽象化・収束)
③前提に基づき、一番適切な定義を選ぶ
3.アイデア出し・抽象化
①信用できる
・業界への知見がある、実績がある
・連絡が早い、誠実である
②立場に寄り添ってくれる
・変化をするのは大変→提案だけではなく伴走できる
・上から目線で押し付けてこない
・現場目線で提案が来る
③利益を生み出してくれる
・結局ビジネスなのできれいごとだけではなく利益が必要
・高いお金を払っているのだから机上の空論はいらない成果が必要
④アイデアマンかつビジネスマンである
・自分たちでは考えつかない案を出してほしい
4. 施策検討
前提条件から、日本の大手・中小企業が顧客である=変化を嫌う、
かつコンサルタントは変化を提案する立場である
【結論】→現場に即した、机上の空論で終わらない提案ができるコンサルタントが必要
プロ講師の解説
1.診断
今回はBIG4出題ということで、官公庁は除いて企業を対象にするコンサルタントに絞れていたのが良かったです。日系シンクタンクの場合は、逆にリサーチを重視したり、官公庁向けの方向で考えてもよいでしょう。さらに、顧客を日本企業と絞れていたおかげで、最後の施策検討が楽だったかと思います。
3.アイデア出し
コンサルを依頼してくる企業側の立場に立ってよく考えられています。
見せ方の問題で、
・経営層から見た良いコンサルタント
・現場からみた良いコンサルタント
という様にわけて案出しができるとMECEさをアピールできたかと思います。
4.施策検討
企業はなぜこの質問をしているのかというと、学生の皆さんの価値観を図るためです。余裕がある場合は選考前に該当企業の求める人物像や提唱しているものを調べておき、それに合わせて評価軸を決めるのがおすすめです。
ただし、今回の前提条件をうまく評価軸に落とし込めていた部分は高評価です。
【総評】
今回の設問のような定義系のお題の出題意図は、論理力を試されているというより、課題に対する価値観を図っているというほうが近いでしょう。就活生としてどうこたえることが「ウケが良い」のか、該当企業の求める人物像や経営戦略から逆算して定義を導き出すことも大切です。そのためGDでは、グループ全体の意見をどうやってそちらに向かせるかという「議論のドライブ力」も大切になります。
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