グループディスカッションを嫌がる人が多いです。
SNSの中でも以下のような否定的な意見が見られます。
「結局、コミュニケーション能力の高い人が選ばれるんでしょ?」
「自分は口下手で人見知りだから不利・・・」
「グルディスって、得手・不得手がハッキリしているのに、本当にやる意味はあるの?」
「正直、グルディスってくだらないと思う」
なので今回はグループディスカッションはくだらないのかについて考えていこうと思います。
グループディスカッションがくだらないと言われる理由とは?
「くだらない」「意味ない」と言われる理由を考えてみました。
・毎回メンバーが異なり、ランダム性があるから
→議論がうまく進行したり、逆にうまくいかなかったり、メンバーによって評価が左右されがち。
・とにかく発言できなければ評価されないから
→乱暴な言い方をすれば「発言した者勝ち」。得意・不得意がはっきり分かれます。
話すのがあまり得意でない人や、ディスカッションのサポート役に徹した人は、発言が多い人の影に隠れてしまう可能性も。
議論するメンバーの人柄やレベル(グルディスの経験値)によって、ディスカッションの難易度は大きく変わります。
練習しておくに越したことはありませんが、ESや面接とは違い、メンバーという「外的要因」の影響を受けやすいのがグルディス選考。
確かに「メンバーによって変わってしまう。もはや運」と考える人もいるかもしれません。
また、発言がなければ議論は進みませんから、沈黙よりもむしろ雄弁のほうが金と言えます。
ずっと黙っている人よりも、積極的に発言する人のほうが目立つのは間違いないでしょう(但し、発言内容によって、もちろん評価の良し悪しは異なります)。
じっくり考えてから発言する人や、他の人が口を開くと譲ってしまいがちなタイプの人は、ある意味不利と言えます。
もし圧倒的なクラッシャーがいた場合も選考に意味はある?
グルディスにはしばしば「クラッシャー」が現れます。
クラッシャーとは文字通り議論を壊す人のこと。具体的には、流れを無視して突拍子もない発言をしたり、他のメンバーの発言を遮ったり、他の意見を否定して主張したり…という行動を取る人のことです。
グループにクラッシャーが現れると、もちろん議論はうまくいかなくなります。
誰も納得できないような結論で終わったり、最悪の場合、時間内で議論が終わらなかったりします。
運の要素があるのは確か
先に述べたとおり、グルディスのメンバーはランダム性があります。
いつも相性の良い人と当たるとは限りません。運の要素があるのは間違いないでしょう。
評価項目は「面接では分からない部分」
では、なぜグループディスカッション選考を行なう企業が依然として多いかというと、「グルディスでしか見えないものがあるから」。
グルディス選考は、メンバー全員で合意形成しながら結論を出すもの。
議論の過程が見られ、「論理性」「コミュニケーション能力(協調性、傾聴力)」「積極性」といった要素が評価されます。
・論理性:論理的に考え、意見を論理的に説明できているか
・コミュニケーション能力:他メンバーの意見を聴いて理解できるか、合意形成のための関係構築ができるか
・積極性:自分の意見を積極的に発信できているか
こうしたものは、ESや面接ではなかなか見えない部分ですよね。
そこで、実地の議論を通じて見られるわけです。
クラッシャーを糧にする人も
グループ内にいわゆる「クラッシャー」が現れたとき、「運が悪かった…」と諦めるのはNG。
他メンバーの意見を否定する人がいれば、「〇〇さんの意見はこうだけど、▲▲さんはどう思いますか?」と他の人に話題を振る。
突拍子もない発言があったら、「少し前に戻りましょう」とやんわり流れを引き戻す。
自分の意見ばかり主張する人がいたら、「時間の制限もあるので、他の人の意見も聞いてみましょう」と空気を換えてみる。
・・・等々、「クラッシャー」となった人の意見も聞きつつ、うまく対処する方法はあります。
うまく対処することができれば「臨機応変に動ける人」「周りがよく見えている人」という好評価につながります。
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グループディスカッションでクラッシャーの対処は必須事項
グルディス選考は、メンバーによって難易度が左右されてしまうので、平穏な選考ばかりではありません。
むしろ「クラッシャーはしょっちゅう出現するもの」と考えたほうが得策かもしれません。
「今回はクラッシャーがいたから、グルディスやる意味ない!」と諦めるのはやめましょう。
むしろクラッシャーがいるときこそチャンス。うまく対処できれば高評価を得られます。
→グループディスカッションにいる8種類のクラッシャーの対策方法を紹介
まとめ
メンバーによって難易度が左右されるからこそ、グルディス選考には意味があります。
どんなメンバーと一緒でも、全員で合意形成して結論を出すことができれば、「周りを見ながら臨機応変に動ける」という評価を得られるわけです。
そして、いわゆるクラッシャーが現れたときこそチャンス!うまく対処できるよう、場数を踏んで経験を積んでおきましょう。
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