
就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!

就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。
「500mlの水を500円で売るにはどのような付加価値をつけるべきか?」という問題を解いていきます。
山田さんの解き方

山田さんの解き方
1. 【前提確認】
実施者:飲料メーカー
ターゲット:健康意識やライフスタイルへのこだわりが強い20〜40代
500㎖の水は通常100~150円程度で販売されている。
水そのものではなく、付加価値をどう付与するかを考えていく
2. 【現状分析】
現在、市場では以下のような差別化が行われている。
・健康訴求(シリカ水・炭酸水)
・環境配慮(エコボトル)
・高級感(海外ブランド)
差別化を行っていても500円で販売しているケースは少ない。
そこで、“ブランド体験”や“自己投資”として認識してもらう必要があると考えた。
3. 【施策立案】
■商品価値
・ミネラルなど成分を強化
・有名人や美容家監修
・“飲み終わっても飾りたくなる”高級感のあるボトルデザイン
・名前の刻印など所有していることに価値
■体験価値(販売経路)
・空港のVIPラウンジ、ファーストクラス
・高級レストラン、ホテル
・富裕層向けの会員制のジムやサウナ
4. 【結論】
「喉を潤す水」ではなく、“上質なライフスタイルを象徴する商品”へと昇華をさせる。そのために、中身・容器・販売経路を「上質」を求めるターゲットに合わせる。
購入後も日常的に再利用してもらう、飾る、SNSで発信してもらうなど“持っている自分”に「価値」「意味づけ」をすることが重要だと結論づけた。
プロ講師の解説

プロ講師の解説
1. 前提確認
前提はしっかりと決められていましたね。全員に販売することは難しいので、「誰に」「どんな場面で売るのか」「どんな人が購入者層になりうるか」を決められているのは良かったです。
2. 現状分析/施策立案
「誰が」「どんな場面で」「何に価値を感じて」「なぜ500円を払うのか」まで言語化できると、より再現性のある思考ができる印象を与えることができます。
3. 結論
“上質なライフスタイルを象徴する”と商品コンセプトが定められたのは素晴らしいですね。ただ単に「○○をします」という施策の列挙よりも、「何を目的とするのか」が定まっているほうが施策の統一感を人事に訴求しやすいです。

【総評】
このお題は”モノ売り”ではなく”価値設計”の力を見るテーマでもあるので、単にアイデアで勝負するよりも「ターゲット選定」「市場分析」「差別化」の要点を押さえて議論ができると高評価につながりやすいです。
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