就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!
就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。
広告に効果的なのは、TV広告かYoutube広告か検討せよ。という問題を解いていきます。
山田さんの解き方
1. 【前提確認】
・何を広告するのか(商材)
→出題元であるNOVAの英会話レッスン
・ターゲットはどうするか
→子供と大人:単価が大きい大人(ビジネス英語に絞る)
2. 【目的設定】
・ビジネス英語クラス新規受講者数向上(アップスケールではない)
3.【比較軸の設定】
何が重要か考える
①ターゲティング(ビジネス英会話に興味がある社会人へのリーチ)
②リーチ数(視聴数の担保)
③コスト(制作コスト、枠コストを踏まえた新規申し込み一件当たりの単価)
④知名度(ブランディング)
⑤遷移率(広告を見てから申し込みへの遷移数)
4. 【比較検討】
TV |
Youtube |
|
ターゲティング |
△ |
◎ |
リーチ数 |
〇 |
△ |
コスト |
× |
〇 |
知名度 |
◎ |
× |
遷移率 |
× |
〇 |
Youtubeのほうが良い。
5. 【結論】
NOVAのビジネス英会話レッスンの新規受講者数向上のための広告を打つならば、Youtube広告のほうが適している。細かなターゲティングができること、申し込みサイトへの誘導が簡単で遷移率が高いことに加え、そもそものコストが少ないからである。
プロ講師の解説
1. 前提確認
前提条件、非常に良く決められていると思います。今回は簡単なお題だったので、もう少し深くまで、例えばオンラインなのか対面なのか、まで決めてしまえればよかったかと思います。
3. 比較軸の設定
比較のための軸、妥当性の高いものがしっかりと出せています。
4. 比較検討
検討方法に関しても一貫性があり特に違和感はありません。 ただ、知名度(ブランディング)に×がついている中で、その軸があまり重要でない(看過してよい)理由を付け加えておきましょう。例えば、NOVAはすでに有名で、信用性を改めて担保する必要はない、などがあげられるでしょう。
【総評】今回は複選択型のお題でした。ある程度問題が易しい場合は、時間いっぱい議論ができるように(余らないように)、ファシリテーターなどが旗を振って前提条件の厳しさをコントロールしていけるとよいでしょう。選択した側の欠点が明らかな場合、それをカバーするための施策を出してしまう学生さんも多いですが、それよりも「なぜその欠点があっても選択した側が優位に立つか」を説明できる方が大切です。
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