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【グループディスカッション】選択型の流れは?進め方で悩む人必見!

目次

「グループディスカッションが難しい・・・・」という方は多いと思います。

グループディスカッションのテーマには課題解決型、抽象型、選択型というテーマがあり、それぞれのタイプにはそれぞれの流れというものが存在します。

その流れを理解することで格段にテーマを解きやすくなります。

なので今回はグループディスカッション選択型の解き方の流れについて紹介していこうと思います。

グループディスカッションの選択型の問題とは?

「選択型」とは、複数の選択肢からふさわしい回答を絞り込む問題です。

たとえば、次のような問題です。

・新婚旅行先としてふさわしいのは、北海道と沖縄のどちらが良いか、検討してください。

・自分の子どもに勧めるならば、「医師」「youtuber」「プロ野球選手」のいずれを目指すのを推奨すべきか、検討してください。

・「衣」「食」「住」のうち最も重視するべきものを選定してください。

選択型の議論の流れとは?

早速選択型のテーマの流れを紹介していきます。

選択型の解き方の流れは3つの工程を進みます。

1、前提と目標の定義

「前提」と「目標」を決め、グループ全員で目線を合わせます。

「前提」とは議論を成立させるために必要な要素、

「目標」とはGoal、つまり目指すべき結論のことです。

この前提によって結論が大きく変わります。なのでここの前提は丁寧に行いましょう。

2、評価の基準の設定

「選択型」の問題においては、選択肢を比較検討するための基準の設定がポイントです。

「基準=何を以て良しとするか」を決めなければ、何がメリット(またはデメリット)になるかが不明瞭で、水掛け論で終わってしまいます。

必ず評価の基準となる要素を設定し、全員で共通認識を持つようにしましょう。

また、基準となる要素は1つとは限りません。複数ある場合は、より重要視する要素から優先して検討すると、議論がしやすくなります。

3、選択肢の比較検討

(2)で設定した要素を基準として、選択肢を比較検討していきます。

選択肢のうち、より基準を満たすものが結論となります。

グループディスカッションが実際にどのような評価基準なのかを実際に使われている採点表を見せながら解説しています。

→グループディスカッションの評価基準は?採点表を公開しながら解説!

選択型の流れの解答例紹介

では先ほど紹介した選択型の流れを実際にテーマでの解答例にて紹介していきます。

新婚旅行先としてふさわしいのは、北海道と沖縄のどちらが良いか、検討してください。

前提と目標の定義

①前提の定義

議論を行なうために必要な要素として、今回は「主語」と「新婚旅行」について定義します。

「主語」は「誰が新婚旅行するのか」です。年齢や職業などの要素が挙げられます。

「新婚旅行」とは、旅行そのものの時期、期間、行先などの要素を指します。

ここでは、以下のとおり定義してみます。

・主語:20代、共働きの夫婦、本州在住

・旅行の時期:夏、1週間程度

・行先:「北海道」と「沖縄」を、更に「札幌近郊」と「那覇近郊」に限定する

②目標

今回の議論のゴールは、新婚旅行先として「北海道」「沖縄」のどちらがふさわしいか選ぶこと。

先ほど「北海道→札幌近郊」、「沖縄→那覇近郊」と前提定義したので、どちらがふさわしいのかを議論していきます。

評価の基準の設定

「20代、共働きの夫婦、本州在住」が「夏、1週間程度」の旅行をするという前提のもと、「新婚旅行に求める要素」を設定します。

【例】

A)ふたりの思い出になるか

B)快適な旅ができるか

これらの要素は、評価の基準とするには、抽象的すぎると感じませんか?

具体的な基準でなければ、その後の比較検討は非常に難しく、抽象的な議論で終わってしまいます。

評価の基準は具体的なものを設定しましょう。

【例】をもう少し具体的にしてみます。

A)ふたりの思い出になるか→非日常の体験、珍しい体験ができるか

B)快適な旅ができるか→天気や時間に煩わされないか

更に、そもそも不快な旅になると思い出どころではありませんので、Bの方が優先順位が高いものとします。

選択肢の比較検討

先ほど設定した基準を使って、「北海道=札幌近郊」と「沖縄=那覇近郊」を比較検討していきます。

A)非日常の体験、珍しい体験ができるか

・札幌近郊:乳製品やジンギスカンなど名物を楽しめる、時計台やテレビ塔など観光名所が多い

・那覇近郊:マリンスポーツなどアクティビティを楽しめる、海などの風景が美しい

B)天気に煩わされないか

・札幌近郊:本州と比べ冷涼な気候で過ごしやすい

・那覇近郊:蒸し暑い、雨が多い

C)時間に煩わされないか

・札幌近郊:JRや地下鉄だと時間がかかる、車があった方が良い

・那覇近郊:公共交通機関が少ない、車の免許が必要

それぞれの結果を踏まえ、より良い方=「札幌近郊(北海道)」が回答となります。

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自分の子どもに勧めるならば、「医師」「youtuber」「プロ野球選手」のいずれを目指すのを推奨するべきか、検討してください。

前提と目標の定義

①前提の定義
議論を行なうために必要な要素として、「視点」を設定します。

「子どもの視点で考えて良い方」か、「親の視点で考えて良い方」か、推奨するべきはどちらかを決めます。

ここでは「子どもの視点」とします。

②目標

今回の議論のゴールは、「医師」「youtuber」「プロ野球選手」のうち1つに絞り込むことです。

評価の基準の設定

評価するための基準として、「将来何になるべきか」に必要な要素を決めます。

職業選択の基準は、たとえば金銭や地位の成功、働く期間などが挙げられます。

たとえば以下のものが挙げられます。

A)金銭的成功:たくさん稼げるか

B)働く期間:長期間第一線でいられるか

C)地位的成功:社会的に高い地位を得られるか、人気を得られるか

職業選択における考えは、価値観によって人それぞれ異なります。

経験談など具体的なエピソードを元に議論すると決めやすいでしょう。

ここでは、以下のとおり設定してみます。

A)金銭的成功:一般的なサラリーマンよりも多くの収入を得られるか

※サラリーマンの生涯年収の中央値は2億円超です。

B)働く期間:一般的なサラリーマンの定年である65歳時点で、第一線で仕事を続けられるかどうか

C)地位的成功:重視しない

選択肢の比較検討

先ほど設定した基準を使って、「医師」「youtuber」「プロ野球選手」を比較検討していきます。

A)一般的なサラリーマンよりも多くの収入を得られるか

・医師:開業する、複数の医院で勤務するなど、チャンスはある

・youtuber:才能しだい。人気が出れば一般的なサラリーマンの年収を超えるが…

・プロ野球選手:才能しだい。成績が良ければ年間何億円という収入も得られるが…

B)一般的なサラリーマンの定年である65歳時点で、第一線で仕事を続けられるかどうか

・医師:定年はないので本人しだい。医療は必要不可欠なので需要が消えることはない。ただし体力が追いつかなくなるかも

・youtuber:定年はないので本人しだい

・プロ野球選手:体力的に厳しい。30-40代でセカンドキャリアに進まざるを得ない

それぞれの結果を踏まえ、より良い選択肢=「医師」が回答となります。

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「衣」「食」「住」の優先順位を決めてください。

前提と目標の定義

①前提

議論を行なうために必要な要素として、「誰にとって重視するべきものか」を決めます。

ここでは「大学3年生」としてみます。

②目標

今回の議論のゴールは、「衣」「食」「住」の順位づけです。

評価の基準の設定

順位づけの基準を設定します。「どのようなを最も重視するのか」です。

選択肢ごとの特性から議論を始めると、基準がバラバラとなり、根拠のない結論になりがちなので注意しましょう。

また、今回は順位を決める必要があるため、基準ごとに点数をつけて比較すると議論しやすくなります。

たとえば以下のように設定します。

A)生きる上で絶対に譲れないもの

B)社会生活を円滑にするもの

C)自分の楽しみになるもの

それぞれ、1位は5点、2位は3点、3位は1点とします。

また、ABCが同格であるか、この中にも優先順位があるのか検討し、

優先順位がある場合は更に点数を決めます。

前提を大学3年生と定義しています。限られたお金でやりくりしている人も多いでしょうから、

優先順位をA>B>Cとして、Aは点数が2倍、Bは点数が1.5倍になるものとしてみます。

選択肢の比較検討

先ほど設定した基準を使って、「衣」「食」「住」を比較検討し、順位をつけます。

この問題も、価値観によって人それぞれ考え方が異なるので、経験をもとに、実際の生活をイメージしながら考えてみましょう。

A)生きる上で絶対に譲れないもの(×2倍)

・衣:1着あれば大丈夫→3位1点×2=2点

・食:水があれば数日は大丈夫。また自炊などで節約できる→2位3点×2=6点

・住:野宿できなくはないけれど屋根は必要。また支出の中で家賃は大きい→1位5点×2=10点

B)社会生活を円滑にするもの(×1.5倍)

・衣:外見によって社会生活は変動する→1位5点×1.5=7.5点

・食:外食などの付き合いがあれば社会に順応しやすい→2位3点×1.5=4.5点

・住:人を呼んで関係性を築くことも可能→3位1点×1.5=1.5点

C)自分の楽しみになるもの

・衣:服や装飾品などを集めるのは楽しい→1位1点×1=1点

・食:価格に関わらず、自分の好きなものを楽しみにできる→1位5点×1=5点

・住:住環境が良ければプライベートの時間が過ごしやすい→2位3点×1=3点

総合得点は衣=10.5点、食=15.5点、住=14.5点となるので、「食」が回答となります。

課題解決型以外にも、抽象型、選択型のテーマの流れも合わせて理解しておきましょう!

→抽象型のテーマの流れを解説

→選択型のテーマの流れを解説

まとめ

選択型の問題のポイントは、何より「評価の基準を設定し、それを元に選択肢を比較検討すること」です。

この基準が抽象的になると、議論も抽象的になり、あいまいな結論になりかねません。

具体的な基準を設定することを意識しましょう。

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監修者
清水達也

DEiBA Company創業者

経歴
・リクルートキャリア代表取締役
・ベネッセホールディングス顧問就任
・DEiBA Companyを設立
・グループディスカッション型就活イベントを年間50回以上開催

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