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【グループディスカッションのテーマ】課題解決型の例題と解答例9選で詳しく解説!

目次

グループディスカッションで課題解決型のテーマはよく出題されます。

特にITやコンサル業界で採用されることが多く、必須が対策のテーマになっています。

そこで今回はグループディスカッションの課題解決型のテーマをどのように解くのかをいくつもテーマを出しながら、実際にこのように解くんだという解答例を紹介していこうと思います。

グループディスカッションの課題解決型のテーマってどんなの?

グループディスカッションの種類は基本的には3種類と言われています。その中でも最も出題が多く、難しい問題が課題解決型の問題と言われています。

今日はその課題解決型の問題について説明をしましょう。

課題の種類

課題解決型の中にもいくつか種類があります。

大きく分けるとビジネス上の問題と日常的な問題です。ビジネス上の問題は企業の経営戦略に基づく課題で、売り上げの向上や利益の拡大といったテーマです。

ビジネス上の問題も売り上げ、利益ではなく、運営に関する問題もあります。ビジネス上の問題は売り上げ・収益に関する問題と運営に関する問題に大きく分かれます。

ビジネス上の課題(売り上げ増加)

その中でも売上の拡大に関する問題が多く出題されます。これは企業の活動に関するテーマだからです。コンサルティング業界であれば、顧客の企業の収益改善、売り上げアップはまさに本業の仕事です。

そして一般の企業にとっても自社の製品の売り上げアップは最も重要な問題ですから、この問題の出題が多いのです。

時事的課題(新型コロナ感染拡大防止など)

このパターンはビジネス上の問題の運営に関する問題と分類されます。

収益団体でないNPO法人や政府などが対策を打たざる得ないような社会的問題の解決や、企業の売り上げ以外の運営に関する問題がここに分類されます。

最近話題になっているテーマから選択されることが多いです。

これは出題者のとっても最近の出来事に対して学生がどれだけアンテナを張って理解しているかを確認することもできます。

ニュースなどをチェックしていない学生は基本の知識もないので、基礎知識を保有しているかの確認にもなります。

抽象的課題(抽象的課題)

もう一つの分野は個人的な問題に関する解決策です。

ダイエットを成功させるにはどうすればよいのか。という問題に代表されるような問題パターンですね。これも日常にいくらでもある問題ですから問題は無限大に存在します。

この分野のほうが学生さんにとっては日常の話題なので、とっつきやすいというメリットはあります。

しかし、その一方で分野が幅広いですから自分が経験したことのない分野も広く出題されることになります。

興味関心を持って色々なことを知っておくほうが有利ですね。

資料の有無

問題解決型の問題の場合は、資料を読み込んで実施するタイプもあります。

特に個別の企業の個別の商品の売り上げアップにはその具体的なデータを与えることで、原因を事実から分析するというステップを加えることができます。

資料がない場合は学生は自分の持っている知識のみで考えるので、原因分析が浅くなることがあるので、より現実的な解答を求めるのであれば資料付きの問題を用意することになります。

特にコンサルティング会社は企業の実際のデータを見せて考えさせる問題が中心となります。これは入社後の実際に業務の内容に近い問題を通して適性を判断しやすいからです。

資料あり

資料ありの場合は、基本的な数字の見方を理解しておく必要があります。

特に文科系大学で数学が苦手、数学にアレルギーをもっている場合は、グラフの読み方、単位に関してはきちんと理解しておく必要があります。入社試験に関してはSPI等でも数学の問題は対策が必要ですから、早いうちからグラフの読み方の理解が必要です。

グラフには棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフが代表的ですから最低でもこの3種類は理解しましょう。

そして図の読み込みの時に困るのが比率表示です。比率はどこの数字に対しても昨年対比や伸び率で表示されます。一番混乱するのが減少率ですね。

何度も図やグラフを見て慣れておく必要があります。

企業の業績に関する問題の場合、PLが読めることは重要です。PLはprofit and lossのr略です。企業の1年間の売り上げと利益を見る基本です。売上、原価、一般管理着、営業利益営業利益くらいまでは常識です。

企業の決算数字を見て意味を理解する必要があります。

資料なし

資料なしの問題も多く出題されています。抽象的な問題の場合はほとんど資料なしで実施することになります。資料がないから楽と思わないでください。資料がないということはある程度のことは常識で知っていると企業は認識しています。

例えば今話題になっているロシアのウクライナ進行に関する問題が出題された場合、ウクライナがどこにあるかは常識の範囲と認識されます。

これだけ話題になっていてウクライナがどこにあるか、ウクライナとロシアがもともとどのような関係であったかは常識とみなされます。

課題解決型の問題は常識がある程度あることが前提となっています。

課題解決型のテーマの解き方

問題解決型の解法は以下の手順で実施します。

1、前提確認・定義づけ

2、現状分析

3、課題の特定・ボトルネック特定解決策・アイデア出し

4、基準の策定

5、アイデアの優先順位づけ

6、打ち手の評価と評価とブラッシュアップ

この手順は、問題の種類によって少し異なりますが、基本はこの手順で進みます。

1、前提確認・定義づけ

これはどんな問題でも共通で実施します。前提、定義づけをしないといけないものは

①語句の適宜

曖昧な言葉をきちんと定義する

②クライアントの特定

この課題は誰からの依頼であるかです。依頼者によって考え方が異なります。

③目標の具体化

これは解決策を考える為の、対象エリア、期間、設定する目標(売上なら○○アップと)等を決めることです。

2、現状分析

現状分析する場合は

①もれなくダブりなく

もれなくダブりなく現状を分析し切れているかという点が重要です。

②樹形図などを使い、関連する要素を洗い出せているかと点をチェックする必要があります。

3、課題の特定・ボトルネック特定

樹形図を使ってきちんともれなくダブりなく要素を表すことが出来ると課題を式で表すことが出来ます。

変数が何であるかということを視覚的に認識することが重要です。

進め方はこの時点でボトルネックを特定します。

一番影響力のある物は何かをきちんと特定することが重要です。

4、解決策・アイデア出し

ボトルネックを解決する具体的な施策を考える作業です。

施策は基本は、アイデアですから論理では良い案は出ません。普段から自由な発想が出来るように訓練しましょう。

5、基準の策定

これは出されたアイデアの中から最も良い案を選択することです。

実現性というのが重要な指標ですが、問題によって最も重要な評価基準を作らないと施策やアイデアを絞れません。

6、アイデアの優先順位づけ

基準の策定で決めた考え方に従い、出た施策の優先順位と影響度合を評価する行為です。

ここで終わらせてはいけません。自分たちが出した施策に対して評価してもっと良いアイデアがあるかを再検討することが重要です。

7、打ち手の評価と評価とブラッシュアップ

通常のグループディスカッションではここまで実施する時間的余裕がない場合が多いですが、課題解決型の問題で時間が十分ある場合は、再度、打ち手を評価して本当に裁量のアイデア、施策であるか検討して、最終案を決定します。

これは実際の業務においては企業に提出する前に実施する最も重要な最終チェックです。

もっと詳しく課題解決型の流れが知りたい方はこちら

→課題解決型の流れを誰よりも詳しく解説しています

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課題解決型のテーマの例題と解答例

それでは実際に例題を基に解いてみましょう。

課題

「運動不足なので何か始めようと思いましたが、膝に持病があるので膝に負担の少ない末井を始めることにしました。長く続けるにはどうしたらよいでしょうか。」

実際に私が水泳を2年前に始めたのでこの問題を考えてみましょう。

解答例

では先ほどの問題解決のしなりに従って考えていきましょう。

①前提

私に当てはめて考えてみましょう。60歳で会社は自分でやっているから時間は比較的自分の都合で調整できるが、平日は日中は仕事をしているので、平日は夜、土曜、日曜は時間に制約がない。

きちんと定期的に実施して長く続けられることとしましょう。

②現状分析

現状分析においては長く続かない事が最も大きな課題ですから構造を考えて見ましょう。

あめ×ムチ、精神的×物理的でしょうか。

これを樹形図を使って書いてみるとこんな感じになります。

③アイデア出し

アメ(ポジティブな要因)

精神的 ゴールの魅力

・長期間のトレーニングにより引き締まった体形を手に入れれる

・バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールの4種目が泳げるようになった満足感

精神的 プロセスの魅力

・自身の上達をタイムの向上で確認できる

・記録会などへの参加で自己記録の向上の確認

物理的 自分による報酬

・水泳を続けたことによる報酬(ご褒美)ですね。歳をとるとどんどん摂取カロリー過多になりますから、水泳をすることでその後にお酒を飲めるという報酬を作りましょう。

・水泳により基礎代謝の向上とエネルギー消費によりおいしいものを食べ手もカロリー維持できる

物理的 他人からの報酬

・自分の記録がアップしたことを周りの伝えることでの称賛をもらえる

・大会に出れば公式な記録として認識されるし、トロフィーなどの栄誉がもらえる

ムチ(ネガティブな要因)

精神的 自己のプレッシャー

・水泳を継続している事を周りに伝え、周りからの声で辞めれないようにする

・スケジュールに水泳の日をあらかじめ設定して、自身にプレッシャーをかける

・スクールに入ることで行かねばならない気持ちが維持される

精神的 他者からのプレッシャー

・スクールなどに入って、仲間を作り参加意欲の維持

物理的 事前の投資

・水着、ゴーグル、キャップなど高い、素敵なものを購入

・定期的に新モデルを購入して気持ちの維持

物理的 事後の賞罰

・スクールの入会すれば参加しなければお金が無駄になる

・水泳に行かないことがあれば周りの友人にご馳走するなどのルールを決める

このような視点で考えるといろいろな対策が出てきますね。

 

④課題の特定・ボトルネック特定

私の年齢を考えると引き締まった体形を手に入れるより加齢に伴う基礎代謝の減少により体重を維持しておいしい食事と飲酒が一番強い動機になりそうですね。

そして継続のカギは強制的にいかねばならないというプログラムが重要かもしれません。

この部分をさらに考慮してさらに考慮して解決策を考えてみましょう。

 

⑤解決策とブラッシュアップ

・ランニングなどは個人で走るので色々なものが必要ですが、水泳も一人でやるのではなくスクールに入って強制的に週1回通うというのが良い方法だと思います。

・水泳教室が長く続くには、自分が上達したことが確認できることと周りのメンバーとの相性が重要です

・そして仕事や色々な理由で休みにくい日程と時間の選択も必要です

・水泳によって体系の維持は毎日体重計に載ることを義務化する

・そして水泳後どのくらい体重が減るかの実感することも重要です

私の解決策は

・自宅からも勤務先からも近い場所のスイミングスクールに週1回通うことにする。曜日によってメンバーや先生が異なるので色々な体験レッスンを通して自分と相性の良い先生とメンバーのいるコースにする。

・そして水泳が体形維持に貢献してるか確認するために体重計を購入して毎日計測。体重計と体脂肪計をチェックするをチェックする。

 

⑥打ち手の評価と評価とブラッシュアップ

ここまで考えて着て感じたことは本人の性格によって、この樹形図のどこが重要かに変化が起きますね。

そういう意味では一般論では語れなく、性格によって対策のボトルネックに変化が起きることがわかります。

前提にタイプを分類してタイプ別のベストなシナリオを考えるとさらに良いアイデアになりますね。

⑦結論

60歳のビジネスパーソンの男性で比較的時間に余裕がある男性で、体重体形維持を目的とする前提で、解決策は、自宅からも勤務先からも近い場所のスイミングスクールに週1回通うことにする。

曜日によってメンバーや先生が異なるので色々な体験レッスンを通して自分と相性の良い先生とメンバーのいるコースにする。

そして水泳が体形維持に貢献してるか確認するために体重計を購入して毎日計測。体重計と体脂肪計をチェックするをチェックする。

このように課題解決型は解いていきます。

課題解決型以外のテーマを見る

→選択型の例題3選

→抽象型の例題5選

その他の課題解決型テーマ

ここから他にどのようなテーマがあるのか例を紹介しながらポイントだけ付け加えるので、ご自分で解いてみてください。

ラーメン屋の売り上げを上げるのはどうすればよいか

稼働率が高い時間帯を考えて、昼、夜、深夜のように時間帯を分けて考えましょう。

その際は、時間帯別の現在の状況を分析して、それに対する施策を考えていきましょう。

メガネの市場規模を大きくするのはどうすればよいか

メガネの視聴規模を考える上では、代替品である、コンタクトレンズ、レーシック手術などとシェア争い。

そして最近のおしゃれでの活用、PC対策用のブルーレンズなども考慮して考えましょう。

睡眠を改善するにはどうしたらよいかにはどうしたらよいか

睡眠への移行の

・ベットに入る

・寝る前

・睡眠中

・寝起き

と4段階で考えることと

・個人の要素

・環境

と組み合わせて考えるといいですね。

交通事故を減らすにはどうすればよいか

要素を分解すると以下の4通りになります。

・運転手の問題

・車の問題

・対向車・対人の問題の問題

・交通システムの問題

交通システムの問題に絞ると個別性が高くなりすぎ、ある特定の場所の交通事故撲滅以外は対応ができません。

車にすると現在の問題というより将来の問題になりますから、現在に絞ると運転手と対人・対向車の運転手、通行人に的を絞った方がいいですね。

禁酒するのはどうすれ良いか

方法論はたくさん存在しますが、誘惑に負けないで継続するにはどうすれば良いかがポイントになりますね。

TOEICのスコアを上げるにはどうすればよいか

過去のテスト結果をきちんと分析して、自分の強み、弱みがどのパートにあるかを理解して、弱点の克服、更に長所をもっと伸ばすにはどうすればという視点で戦略を考えてみましょう

花粉症を減らすにはどうすればよいか

花粉症が発症するメカニズムをまずは理解しましょう。この場合、加害者である花粉を引き起こす植物の存在と花粉の時期ですね。

そして被害者の人の行動ですね。

すると加害者の花粉症をもたらす植物を根本的に減らすことができますね。スギやヒノキですね。これらを人が多く住むエリアから遠ざけるという対策ですね。

被害者側の人に関しては、発症する前に防ぐ方策の検討ですね。

痴漢を減らすにはどうすればよいか

痴漢は混んでる電車によって引き起こされます。電車が混んでなければ痴漢の発生率は大きく減少します。

そしてこれはだれがとるべき対策なのかで考え方が変化しますね。鉄道会社なのか、社会そのものなのかですね。

今回のコロナで在宅勤務が増えると痴漢は減少しますね。この辺りを参考にしてみましょう。

課題解決型のテーマの対策は?

問題解決型のテーマの対策はどのようにすべきか考えていきましょう。課題解決型を解くにはフレームワークを知っていると便利です。

フレームワークとは、現状分析の地図を描くときにもれなくダブりなく書くのを助けるものです。

全ての場合を書いてそれを系統に整理することですから最初から理論を知っているとそれに従って分類分類すれば時間短縮が図れます。

いくつかのフレームワークを紹介しましょう。

フレームワークの使い方

原因と結果

問題解決の基本中の基本。原因と結果を分析する方法で。

メリット・デメリット

これも基本中の基本ですね。短所と長所を並べていくやり方です。

学生に中には何でもこれで解こうとする癖がありますが、この解法が使いにくい場合もあるのを知っておくことが重要です。

アメとムチ

ポジティブな要因と、ネガティブな要因に分けて考える手法です。水泳の問題で使ったフレームワークですね。

加害者と被害者

社会問題においては重要なフレームワークですね。花粉問題でもこの概念が使えますね。

質と量

これも重要なフレームですね。質の改善、量の改善、基本中の基本ですね。

5W1H

あらゆる事象の整理にもっとも役に立つ整理方法です。

自分の意見を考えるときにもこの発想法は有効です。

AIDMA

これはAIDMAの法則と言い、マーケティングの基本中の基本です。

Attention:注意喚起

Interest:興味・関心

Desire:欲求

Memory:記憶

Action:行動

これは人が物を購入する時の行動の流れを示しています。

その商品の存在を知り、興味をもち、欲しいという欲望が生じます。そしてその商品が記憶され、行動へと動くのです。

消費の問題では有効ですね。

新規・既存

顧客分類は新規顧客、既存顧客というように分類されます。これも分類する上での重要なフレームです。

自力と他力

自分でやるか他人の力を借りて実施するかです。

物理的と精神的

これもよくつかわれますね。今回の水泳でも使いました。物理的と精神的、このフレームワークとアメとムチを合わせて使うケースが多いですね。

フレームワークは色々とありますが、ビジネス書には難しい概念がいっぱいありますが、ビジネス書にある難しいフレームワークにこだわらないで原則は、樹形図に沿って書いてみるのが一番良いですね。


グループディスカッションで使えるフレームワークと用語を50個紹介しています。

→グループディスカッション必須用語50選

実現可能性(リアリティー)

次に考える上で重要な点は、施策に現実性があるかどうかという視点です。施策の現実性を評価するにはいくつかの要素があります。

その施策の実現性を考える要素を紹介します。

コストと効果

施策の有効性を判断するには、コストと効果を考えることが重要です。施策を考えた後、施策にかかるコストを計算して、得られる効果を金額で変換することで、実際の施策の優先順位をつける方法は有効です。

冷静に数字で効果とコストを数字化して判断をする癖をつけましょう。

期間と効果

施策を考える時も前提を考える時も期間はとても重要です。どのくらいの期間で上げる施策なのかによって現実的な施策と想像で考えられる施策になります。

特に売り上げアップのような問題においては短い時間での施策が重要です。

それは現実のコンサルティング会社が企業から依頼を受ける案件は短期、長くとも1年以内の成果が上がる施策を求めているからです。

期間が2年以上のものは以上のものはそれだけで現実性が無いものになります。

ですので基本は1年以内という期間で施策を考えるのをお勧めします。

知識を増やす

課題解決型の問題は、現実の社会で起きている問題や実際の企業や商品やテーマになります。

そういう意味では、いろいろな情報を知っていることはとても重要です。

例えば、過去の問題で以下の問題が出題されました。

若者の車離れをどのように防ぐか検討してください

この問題をこの問題を現実感をもって解くには、一般的事実を知っておく必要があります。

・車離れの事実

以前にこの問題をYoutubeで主催した時のことですが、車に乗る人が減ってるという事実を知りませんでした。

周りで車の免許を持っている人、車を保有している人の実態も理解されていませんでした。

・車にお基本機能

これも車にはマニュアル車という存在がある事実を知りませんでした。

この問題を解くには車に対する基本知識、車離れの実態、車に対する昔と今の実態の差に対する知識がないとこの問題が現実の問題として受け止められません。

知識があればあるほど、問題を解くのが簡単になります。社会常識に対する知己が必要です。

そして知識は、フレームワークを知っているかどうかも重要な知識です。

例えば、

マクドナルドの売り上げを上げる方法を検討してください

この問題を解くには、売り上げは何によって構成されるかという基本の構成であるフレームワークができないと解けません。

売り上げ=顧客数×一人当たりの単価

顧客数は 新規の顧客、既存の顧客に分解されます。

既存の顧客の売り上げは、リピート回数によって影響をうけます。

このような構造はフレームワークを知っていれば簡単に道幹出すことが出来る一方で、この概念を知らなければ、思いつきませんし、考えるときに漏れが出来てしまいます。

そういう意味でもフレームワークを知っているということはとても重要です。

しかし、注意してほしいのは、数学の公式のように暗記するのはやめたほうが良いということです。

公式をいくら覚えても使いこなせないと意味がありません。重要なことは公式を理解して使いこなすことです。

その為にはフレームワークを使って実施のグループディスカッションでそのフレームワークを使ってみることです。

そして現実性のある回答を選択するには経験をたくさん積むことです。経験が多いほど実際の場面も理解できますし、現実性の高い案が出ます。

課題解決型の問題は知識が重要だと思っている学生が多いですが、知識×経験があなたの能力です。体験を拡大するには知識習得より長い年月が必要です。

普段から好奇心、冒険心、挑戦心をもって色々なことを体験しておくことが重要です。

課題解決型のテーマの注意点

問題解決型の問題を解くときの注意点をここでいくつかあげますので、この点を抑えてグループディスカッションに臨みましょう。

時間が足りない

課題解決型問題は通常の問題に比べて時間がかかります。そのために制限時間内で解法に到達できないケースを見受けます。

最初に与えられた時間を確認します。そのうえで取り組みの仕方を吟味しましょう。

特に時間がかかるのは、現状分析と施策の立案です。この時にもれなくダブりなくの思想にこだわりすぎると施策が浅い内容になります。

樹形図を使って現状分析をしたら、ボトルネックを特定して、そのボトルネックの施策に重点を置くべきです。

さらに時間が短い場合はもれなくダブりなくにこだわらないで、現状分析をボトルネック中心に分析をする方法もあります。

本日挙げた解法の仕方は基本的な考え方ですから、時間に合わせて臨機応変な対応が必要です。

前提条件が曖昧

問題解決型のグループディスカッションは設定が曖昧な抽象的な問題が多いです。

設定を細かくしてしまうと狭い範囲での議論になるので、抽象的に与えて、実際にはやる側が定義によって狭めたり、現状分析のボトルネックの検討にフォーカスしていくのです。

その為にあえて曖昧にしています。

特に問題が社会テーマなどの場合は漠然とした課題が提示されます。

このような問題の場合は定義を機械的にするのは危険で、定義の仕方で答えが変わるという原則に従い、自分たちが議論した水曜に定義する能力を問われています。

まとめ

今日は課題解決型の問題について解説しました。グループディスカッションにおける問題は、定義型の問題、選択型の問題、そしてこの問題解決型の問題です。

この問題解決型の問題が一番主流になっています。

問題下記決型の問題は、論理的思考力を確認するには有効性が高いと言われており、コンサルティング会社、投資系銀行等、頭脳型の職種では必須となっています。

問題解決型の問題では通常の問題の解法に加え、現状分析をもれなくだぶりなく実施する必要があります。その為にはフレームワークの活用と樹形図を作成する事が必須となります。

フレームワークには知らないで使っているものと普段使わないものとがあります。

このフレームワークを活用して身近な時間でうまく現状分析をすることが望まれます。

そして施策を考える上では知識と体験が重要です。そしてとくに体験の量と質が重要です。

現実性のある解決策はこの経験の量と質に左右されます。

普段から好奇心、冒険心をもって色々な体験をしていく事が本当の意味での対策です。

後は実際に経験を積むことが重要です。

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監修者
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志村 友樹

DEiBA Company代表取締役

早稲田大学文化構想学部卒業。新卒で大手損害保険会社に入社。創業社長の清水との出会いをきっかけに、2016年にDEiBA Companyに入社。2024年4月より創業社長の清水の後任として、代表取締役に就任。

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