前提
どんなサービスを作れば評価をされるのか.
まずはチームでの方向性を決めるために評価の軸を決めました.
今回は,新規ビジネスを立ちあげることによって,
「長期的な利益をもたらす」ものを評価することとします.
流れ
リーダーの意見通り,
「まずはみんなで楽天のサービスをあげてみよう」
という方向へ.
おそらく,別のチームもこのスタートを一斉に切り出して,
「どれくらい楽天を知っているか」を競うような形に.
常に人事がグループに一人監視をしていたので,
グループ内の人にも負けないように意見を言い合いました.
サービス列挙
- ECサイトのRakuten
- 電子書籍
- ラクマ
- ポイントカード
- 楽天pay
- 楽天トラベル
- 野球の楽天
これらが私たちの班で列挙されました.
そんな普通の意見を言った後に,楽天はドローンでのサービスもやっている
という知識を持った方もいました.
楽天がSEIYUとコラボして,猿島への食料配達のテストを行い見事に成功させたようです.
実際,現段階ではまだドローンを使ったビジネスはないので,既存の楽天のドローンサービスと何かを組み合わせることによって長期的な利益が生まれるのではないか?
という意見が出ました.
なので,楽天と言えばネットショッピングが花型なので,
食料だけでなく,配達をドローンに任せるビジネスでいくという形になっていきました.
結論
ECサイトのRakuten + SEIYUとのコラボをしたドローン
を使った,
自社での宅配とRakutenの拡大.
フィードバック
この問題は新規企画型です.
なぜ新規サービスを作るのか、ゴールはどこなのかをグループの中でしっかりと共有してから検討を始めることが鍵です.
ミッションを達成するためには、ミクロ的視点だけでなく、マクロ的視点も必要。
また、楽天の既存のサービス数は限られているので、「なぜそのサービスを選んで組み合わせるのか」という理由が重要である。サービスという定義はどこまでなのか(楽天市場自体なのか、楽天市場でリボ払い等ができることなのか)まで検討できるとよい。
前提として
「新規サービスを作る意義・目的(社会的に貢献をしたいのか、利益を生み出したいのか、etc.)」
と
「その新規サービスのゴール(社会的弱者を半減する、利益〇〇億円、etc.)」
を設定する
検討プロセスの設計
「既存サービスの洗い出し」→「前提に合った新規サービスの検討」→「組み合わせの検討」→「新規サービスの提案」
ドローンが使えるとしたらまず最初に楽天は自社の宅配サービスを考えるでしょう.
具体的にどうするのか.また,それをすることによってどんな価値があるのかを検討すべきです.
面白いサービスを作って終わりでは,NG
「知っていたから」ではグルディスになりません.グルディスでは論理性を見ています.
具体的な策まで突き詰めたら,もっとよい議論になりました.