
就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!

就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。
「学生と社会人の違いとは?」という問題を解いていきます。
山田さんの解き方

山田さんの解き方
1. 【前提確認】
学生:大学生
社会人:学生ではなく、労働の対価として報酬を得ている人
2. 【評価軸の設定】
①目的
学生=学ぶこと
社会人=成果を出すこと
②責任範囲
学生=主に自分自身の成長
社会人=顧客や会社など周囲への責任を負う
③時間の使い方
学生=比較的、自由度が高い
社会人=固定されているケースが多い
3.【比較検討】
①目的
〇:学習と成果で違いを説明できる
▲:学生も成果を求められることはあるし、社会人も学習するため、完全には分離できない
②責任範囲
〇:社会人らしさを表しやすい
▲:責任の大きさは個人差ある
③時間の使い方
〇:学生と社会人で実感しやすい違い
▲:フリーランスなど働き方の多様性を含めると、重なる部分もある
4.【結論】
「責任範囲の違い」と結論付けます。
学生は自由度が高い一方、社会人は会社に属すると規則やルールに従った行動が求められます。学生であれば大目に見てもらえることが、社会人であれば許されない等、責任の範囲や重さが学生と社会人の違いであると判断しました。
プロ講師の解説

プロ講師の解説
1. 前提確認
前提決めてスタートできていますが、年齢等でも議論の内容が変わってしまうので、もう少し細かく設定してスタートしても良かったですね。今回の問題であれば、「22歳大学生」と「22歳社会人」のように年齢を揃えて議論するなどもおすすめのやり方です。
2. 評価軸、施策立案、まとめ
評価軸の設定や比較検討の進め方はセオリー通りのフローで、論理の飛躍が無い点はよかったです。一方で、少し抽象的なまま議論が進んでしまった印象もあります。
「成果とは何か?」「誰に対して責任を負うのか?」など、もう一段掘り下げて議論できると、より深みが出るかと思います。
たとえば「成果というのは他者に責任を持って価値を提供することだ」「学生は失敗しても本人への影響が中心だが、社会人の失敗は顧客や組織へ影響を及ぼす」のように、本質は何かにアプローチできると高評価につながりやすいです。
結論も「学生であれば大目に見てもらえることが、社会人であれば許されない」としていますが、「学生がレポートを提出する場合」と「社会人が顧客へ見積書を提出する場合」のように具体的な事例も盛り込めると、より説得力のある結論になったかなと思います。
もし私が回答するのであれば、
『学生と社会人の最も大きな違いは「学ぶ側か、価値を提供する側か」という役割の違いである。学生は学びや成長そのものが主な目的であり、失敗も学習機会として許容される。一方、社会人は顧客や組織に価値を提供し成果を出すことが求められる。そのため責任範囲や評価基準、時間の使い方にも違いが生まれる。』 こんな感じですかね。

【総評】
今回は定義型のお題でした。正解がある問題ではないので、
選んだ結論の論拠を示せるように議論を組み立てていきましょう。
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