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【グループディスカッション】アクセンチュアのテーマ傾向や倍率は?

目次

就活生でアクセンチュアを志望する人はとても多いですよね。

アクセンチュアは選考でグループディスカッションを採用しており、就活生としてはどんなテーマが出題されてどんな解き方をすれば良いのか、評価基準はどうかなどが気になりますよね。

なので今回はアクセンチュアのグループディスカッションを徹底解説をしていこうと思います。

アクセンチュアのグループディスカッション傾向

テーマ

アクセンチュアのグループディスカッションの問題は基本的には課題解決型の問題で実施される。

課題解決型

課題解決型の問題で最も重要なことは現象(起きている事象)で解決策を考えるのではなく、原因を探求してその原因を取り除く施策を考えることが重要なポイントです。

コンサルティング会社は論理思考が重要であり、論理思考力を確認する問題が過去も出されている。

実際に出されている問題は、ある企業と企業名を特定しないで、その企業が現状起きている課題をどのようにクリアすべきかという問題が大半である。

参加した学生の感想では、一般的な問題であり、難しいという印象を抱いていない学生が多い。

時間

時間は全体で2時間程度で、その中でグループディスカッションの正味時間は35分程度である。

一般的には以下の流れの場合が一般的です。

アナウンス(5分)→アイスブレイク(10分)→GD(35分)→発表(5分)→質疑応答・FB(10分)→逆質問(10分)

人数

グループディスカッションの人数は5名から6名で1人の面接官がつくのが標準的です。これはインターンシップ時も本成功時も同様の対応となっています。

実施場所

コロナの影響をうけ、現在はオンラインで実施されています。

コンサル業界でよく出題される課題解決型の解き方を超分かりやすく解説しているのでぜひそちらもご覧ください!

→課題解決型の議論の流れは?

直近のアクセンチュアの出題テーマ

23卒のインターンシップ、本選考で出題された問題をいくつか列挙します。

基本は問題解決型です。

その中でもある企業の企業課題に対してどのような解決案を提示するかという問題が多数です。

22卒においてはコロナの影響を受けてというその時々の話題を取り入れての出題がなされる。

・ある仮想企業における現状が共有され、抱えている課題に対しデジタル施策を用いた解決策を提示する。(23卒)

・VRを使ってスポーツの大会を行う上で注意すべきこととその対策案(23卒)

・クライアントのある製造会社は、原油価格高騰などで利益率が下がっている。利益拡大のためにどのような提案をするか?(23卒)

・教育においてICT化について、教育行政への施策立案(GIGAスクール構想など踏まえつつ)(23卒)

・コロナで落ち込んだインバウンド客を増やすためのデジタル施策(22卒)

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 アクセンチュアの出題テーマの解答例

教育においてICT化について、教育行政への施策立案(GIGAスクール構想など踏まえつつ)(23卒)

ではこの問題を実際に解いてみよう。まず言葉を正しく理解しよう。

言葉の理解

ICT:デジタル機器や情報化によるテクノロジーを取り入れ改革を進めることです

GIGAスクール:2019年12月に文部科学省から発表されたプロジェクトで、GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略。

小学校の児童、中学校の生徒1人に1台PCと、全国の学校に高速大容量の通信ネットワークを整備し、多様な子どもたちに最適化された創造性を育む教育を実現する構想だ。

この問題は、デジタル機器や情報化に伴い、教育行政にどのような施策を立案すべきかというテーマです。

もれなくダブりなく検討

では、もれなくダブりなくの思想に基づき考えてみよう。

ICT化の施策には大きく分けるとハード(インフラ整備)、ソフト(活用)に分けられる。その大きなフレームで整理してみましょう。

ハードを使える環境の整備を5W1Hを意識して、「どこでも」「誰にでも」。ソフトは学び環境を学校教育、自主学習に分けて考えて以下の表にしてみた。

いくつかの要素が出てきました。

ICT化を実現するには、一定の速度で、動画情報も含めて使える環境を学校内、自宅、その他施設とします。その他施設は、図書館のような公共施設、商業施設等ですね。

学ぶ環境は、学校教育と自主学習に分けられます。学校教育は、教師の調達、育成という分野と教材の問題に分かれます。自主学習は教材と民間活用の問題に分類されます。

一旦必要な要素が洗い出されました。

ボトルネックを探す

もちろんどの分野の施策を検討してもよいのですが、やはり論理的にアプローチをしていることを示すためにボトルネックを考えて見ましょう。ボトルネックはコスト的な問題と、資源的な要素があります。

ボトルネックとなりそうなのは、ネットワーク環境の整備で、学校内は教育予算で組み込まれますが、学校で学んだことを予習、復習環境で高速通信をだれでも設備できるかという課題はあります。

そして、学校教育の場合、教師の育成が重要です。体育でダンスを導入した際も教師が男子の経験がないため教えられないという問題が起きました。今回も教育現場ではビジネスでは当たり前に使われるソフトが活用できないケースが予想されます。

今回は教育の育成分野に注目しましょう。

施策の立案

体育にダンス導入時の体育教師への育成は困難を極めました。大きなジェネレーションギャップに伴うダンス経験がないことでした。

同じようにパソコンスキルやSNSに対する新しいツールに対しては同様の問題が背景にあります。

教育育成ではなく、専門分野として外部教師の積極導入を提案します。

ビジネス社会においてはパソコンの知識が高い人材は多く存在します。

そして企業も副業を広く認める社会が到来しています。ですので、副業制度を活用した、企業人材の積極活用した教師派遣制度を提案します。

35分程度のグループディスカッションであればこんな感じでしょうか。

アクセンチュアだけでなく他のコンサル業界の会社のテーマも紹介しているので、コンサル志望の方は併せてご覧ください!

→コンサル業界の出題傾向や受かるコツは?

アクセンチュアのグループディスカッションでの評価基準

アクセンチュアのようなコンサルティングの会社は基本的にロジカルシンキングの能力を確認します。

このステップは、

①前提確認

②現状分析

③ボトルネック特定

④打ち手立案

⑤打ち手の評価で進みます。

その中でもクライアント企業を成長させるという視点が重要です。

単に論理性が高いだけでなくクライアントの成長を支える気持ち、意欲がないとやっていけません。

思考力

思考力の中では上記のロジカルシンキングの考え方を基本にして、論理性、現実性、コミュニケーション力が求められます。

論理性

論理性の基本になるのは、演繹法的考え方、帰納法的考えが重要です。

演繹法は既存のルールに具体的事実をあてはめて結論を出すことです。ルール:寝る直前に食事をすると太る。事実:夜の12時を過ぎて友人がラーメンを食べようと言った。結論:太るから辞めるべきだとアドバイスする。

帰納法は複数の事象から共通点を探り推論することです。担当するA社で以下のことが起きている。

事象1:最近若手の退職が続く。

事象2:取引先に対する値引き要求が多くなった。

事象3:支払いが従来の30日から45日に伸びた。推論:A社の業績は悪化しており倒産リスクがある。

そして論理的に考える上でもれなくダブりなく考えることが重要です。このような思考法を身に着けているか問われています。

現実性(リアリティー)

施策を考える上で現実性があることは重要です。特にクライアントの課題を解決することが業務ですから、この現実性は特に重要です。

施策の選択において、面白いという視点ではなく現実性をしっかり考慮して考えることが求められています。

コミュニケーション力

業務において、クライアントやプロジェクトメンバーに分かり易く論理的に説明する能力は実務でも必要な能力です。

また、相手の顕在的な課題だけでなく潜在的な課題を把握するヒヤリング能力も問われます。

統率力

チームで仕事をすることが求められるので、リーダーとして業務の進捗管理、議論における優秀なファシリテーターの役割が求められます。

まさにグループディスカッションにおける進め方が業務の進め方に共通します。

チームを結論に向かわせる力

実際のコンサルティングにおいて絶対的正解はありません。確からしい正解を見つけることでグループ全員を巻き込んで正解を出すことです。

そのためにどのように出来るかということです。グループディスカッションの場はまさにプロジェクトでお互いが役割を務めながら一つの結論に導くことを求められています。

アクセンチュアのグループディスカッション倍率

グループディスカッションの選考の正式な通過率は公表されていませんが、学生さんの状況から推測すると合格率は20%から30%前後と予想されます。

もちろんインターンシップの本選考で異なりますが正式な数字はわかりません。

まとめ

アクセンチュアのグループディスカッション対策は基本はコンサルティングファーム対策と同様です。

その中でも顧客の課題を解決するという問題が頻出されています。

顧客の課題解決には現実的であるという要素が重要です。その視点を考慮して対応をすることが重要です。

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監修者
清水達也

DEiBA Company創業者

経歴
・リクルートキャリア代表取締役
・ベネッセホールディングス顧問就任
・DEiBA Companyを設立
・グループディスカッション型就活イベントを年間50回以上開催

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