グループディスカッションで大体最初に時間配分を決めます。
ですが大体の学生がなんとなく適当に決めて、時間通りにいきません。
なので今回はグループディスカッションで時間配分をどう決めるのかについて紹介していきたいと思います。
グループディスカッション時間配分はどうする?
グループディスカッションで時間配分を行う時に、大体の学生は前提○分、アイデア出し○分、まとめ○分、予備○分という感じで決めます。
ですが本来はこのようなやり方は理想ではありません。
まずはその理想の時間配分のやり方を紹介します。
理想の時間配分のやり方
本来時間配分はテーマによって変えなければなりません。なぜならテーマによってどこを長く議論しなければならないのかは異なるからです。
なので本来はテーマがあってその議論の流れを決めてそれぞれの工程でどれくらいの時間をかけるのかを話し合わなければなりません。
例
10分で「優秀な学生の要素を3つあげろ」というテーマがあった時に、
1、優秀の定義
2、学生の定義
3、定義した優秀な学生の要素を挙げる
4、アイデアをまとめる
5、予備
ざっくりとこのような大枠が決まります。この段階でなんとなくどこが難しそうかを考えて、それによって時間配分をするのが理想的です。
例えば、今回で言えば、優秀の定義が一番ボリュームを使うことがわかると思います。
なぜなら、誰にとって優秀なのか、優秀とはどんな人のことかを議論しなければならないからです。
例えば、社会に出た時にお金を稼げる=優秀と定義することができれば、頭がいい=優秀と定義することもでき、最初の定義によって全く異なり難しくもなり簡単にもなります。
今回10分で答えるとすれば、
1、優秀の定義を3分30秒
2、学生の定義を30秒
3、アイデア出しを3分
4、まとめを2分
5、予備
このような時間配分が妥当なのではないかなと思います。
実際はこのように時間配分をするのが理想になります。
ですが実際はこのように議論の流れをすぐに決めることができる人はほとんどいません。なので先ほどあげた前提○分アイデア出し○分、まとめ○分という感じになってしまいます。
ではその大体で決める場合はどれくらいの時間配分をすれば良いかを解説していきます。
理想的な時間配分をするには議論の流れを知っておかないといけません。テーマの型によって議論の流れが異なるので、こちらもあわせてご覧ください!
時間配分の比率
大体のテーマは以下の比率で進めて行くのが妥当かと思います。
・前提 2
・アイデア出し4
・まとめ3
・予備1
まず最初に前提に時間を使いすぎるのはよくありません。もちろんテーマの型にはよりますが、全体の2割程度に抑えた方がいいです。
ですが、前提は議論を進める骨組みなので、慎重に丁寧に行いながらもスピード感を持ってする必要があります。
そこからアイデア出し→まとめというのは、議論の中心なので時間を大いに使って一応最後に予備として全体の1割程度の時間を残しておきましょう。
20分のお題
実際に20分のお題なら、
前提:4分
アイデア出し:8分
まとめ:6分
予備;2分
このような感じで30分のお題であれば、
前提:6分
アイデア出し:12分
まとめ:9分
予備3分になります。
ですが30分を超えるようなグループディスカッションなら議論する順番流れを議論して後に、時間配分する理想型の方がおすすめです。
20分程度であれば、少し適当に時間配分してもなんとも思われません。
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テーマごとで時間配分が変わる?
実はテーマの型によって時間配分が結構変わります。先ほど紹介した抽象型と課題解決型では真逆だったりするので、テーマの型にごとの時間配分を紹介していきます。
抽象型の時間配分
抽象型のテーマはこのような感じです。
「世界で一番美味しい食べ物は何か?」
このようにかなり抽象的で答えも抽象的になってしまうテーマになります。
抽象型のテーマは、前提に時間のボリュームを持ってきた方がいいです。
なぜならこのテーマでも、美味しいの定義が議論の鍵となってくるからです。一番食べられているものが美味しいとするのか、ミシュランで一番高評価をもらっているものを美味しいとするのかなどを決めなければなりません。
私がこのテーマに取り組むなら美味しい=一番食べられているものとします。
実際に私が10分で、このテーマの時間配分をするなら、
前提:4分
アイデア出し:3分
まとめ:2分
予備:1分
という感じで決めます。
h3課題解決型の時間配分
課題解決型のテーマはこのような感じです。
「コンビニの売り上げを1.5倍上げる施策を考えろ」
このように現実性があるテーマ、課題解決型では出題されます。
このテーマは前提はそこまで時間をかけずに、原因分析と施策のアイデア出しに多めの時間を使わなければなりません。
なぜなら売り上げを下げる原因のボトルネックを見つけてそれに対する正しい施策を考える必要があるからです。
なので実際に課題解決型を時間配分するとしたら、
前提:1分30秒
ボトルネックの特定:3分
施策のアイデア出し3分
施策の決定:1分30秒
予備:1分
このような時間の比率を決めます。
課題解決型はかなりすることが多いため、時間が足らなくなることがよくあります。
選択型の時間配分
選択型のテーマはこのような感じです。
「虎と戦うなら日本刀と鉄砲のどちらを選びますか?」
このように選択肢が用意され、その選択肢を選ぶ問題になります。
選択型は比較的に普通の時間配分で大丈夫です。
なので実際に選択型を時間配分するとしたら
前提:2分
優先順位の決定:2分30秒
どちらが優先順位が高いかの議論:2分30秒
まとめ:2分
予備:1分
このような感じで時間配分します。
グルディスで時間切れによくなる方はいませんか?自分がタイムキーパーなら時間が押している時にどのような行動をするのか解説しています。
時間配分を決めるのは時間を使わない
ここまで時間配分のやり方を解説してきましたが、グループディスカッションにおいて時間配分はそこまで重要ではありません。
一応時間配分がなかったらフィードバックで入れた方がいいよと言われますが、時間配分の質までは見られていないのが現状です。
それは学生側も同じで、大体がファシリテータの人が独断で決めているのが現状です。
ですが、自ら設定した時間配分で自滅している人がいるので、適切にやった方が議論はしやすいです。
時間配分は必ずずれる
グループディスカッションの時間配分は必ずずれます。
基本的に前提が少し伸びてしまって、そこからどんどんと後の方も伸びてしまいます。
それは最初に行った通り、適当に設定するので時間が超えてしまうというのもありますが、みんながそこまで時間を気にしてないという部分の影響が大きいです。
なので時間通りに進む方が少なかったりします。
その場合にどのように対応するのか解説していきます。
時間が足らなかった時の対処方法
大体タイムキーパーがあと前提○秒ですとか、前提の時間終わりですという風に告知してくれます。
その場合はここはあと30秒で終わらせて、次のアイデア出しを○分で行います。という感じで行います。
それかずっと伸びそうであれば、じゃあここはこんな感じでいいですか?と半強制的にその議論を終わらせるのも1つの手ではあります。
時間が余った時の対処方法
逆に時間が早く進む場合も稀ですが、あります。
その場合は基本的に次のステップに進むことをおすすめします。
「前提が早く決まったので、次のアイデア出しにいきましょう」という感じで次に進めましょう。
そして問題なのが早めに結論が早めに出てしまった場合になります。
この場合は対処法は、
「もっと結論をよくするにはどうすればいいと思います?」
こんな感じでメンバーに聞いとけば大丈夫です。そしてアイデアをもうちょっとブラッシュアップしたり課題解決型だったら話し合ってなかったことを話したりしましょう。
また他にも発表がある場合は、発表者の練習をさせてみるであったり、発表しやすいように今日の議論をまとめたりすると時間は潰れていきます。
時間が間に合わなかったら減点される
基本的に時間に間に合わなかったら減点されます。ですが、チーム対抗だと減点が大きいですが、基本的にグループディスカッションは個人を見られます。
その場合無駄に時間を消費していた人は減点されますが、時間が遅れていることに気づいて急ごうとしてたけどチームが気づかなかったした場合はほとんど減点されることはないと思います。
かといってそれでも時間に間に合わないことは減点ポイントですので、時間配分をきちんと行って議論をスムーズに進めることは重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はグループディスカッションで、時間配分はどのようにすればいいのかについて紹介しました。
理想としては、議論の流れを明らかにしてそこに必要な議論の時間を配分するというのが一番の方法になります。
ですが、時間もないグループディスカッションではそうもいかない場合があるので、その場合は今回紹介したテーマの型ごとの時間配分を使っていただければなと思います。
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