グループディスカッション選考は、(たいてい初対面の)メンバーで議論をして、合意形成しながら結論を出す選考です。
複数人で議論をする以上、司会という役割は必須。司会の力量は議論の質にかなりの影響を及ぼします。
そんな司会の人が下手だった時にどのような対策があるのか紹介していこうと思います。
司会の役割とは?
本記事では、司会をファシリテーターをほぼ同義として扱います。
ファシリテーターとは議論の進行役のことですが、その仕事はいわゆる「司会」だけではありません。
議論の全体を把握し、他のメンバーの意見を引き出しつつ、結論に向けて導いていく、いわば議論の先導者。
議論を包括的にリードする最重要ポジションですから、人事からもひときわ目立ちます。そのため、真っ先に立候補する人も少なくありません。
中には「とりあえずファシリテーターをやろう!」というテンションで立候補する人も…。
その人が議論をうまくリードしてくれない場合の対処法をまとめました。
的外れな司会がいた際の対策は?
ファシリテーターになった人が議論をリードしてくれなかったら、議論はまるで進まず、最悪の場合は時間が足りなくなることもあります。
議論が滞ってきたら、ファシリテーターは「道筋を見失って、何を言えば良いか分からない」状況に陥っているかもしれません。
そこまでの議論を総括するべきなのか、メンバーに意見を募るべきなのか、自分が意見を述べるべきなのか・・・。
もし、あなたがそれまでの議論の全体像を把握し、流れを掴んでいるなら、次に進むべき方向もなんとなく見えているはず。
「このままではマズイ!」と感じたら、なるべく早く行動に移りましょう。
司会を奪う
少々強引に感じるかもしれませんが、「役割を奪う」というのも手段の1つ。自分がファシリテーターになってしまえば良いわけです。
ですから、「ここまでの内容をまとめましょうか」「〇〇さんはどう思います?」など積極的に発言し、自分が前に出て議論を先導しましょう。
アシストを出す
「このままではマズイ!・・・でも、しゃしゃり出たように思われたらイヤだな・・・」という人は、ファシリテーターにそれとなくアシストを出してみましょう。
「全員それぞれ意見を出し合いませんか?」「アイデア出しに1分くらい取ってみませんか?」など助言して、議論の方向性を作ってあげてください。
司会をダメな人に任せないことが重要
ファシリテーターは簡単な役割ではありません。この人の力量ひとつでグルディスの質は変わってしまいます。
とにかく「苦手そうな人に任せない」というのが重要です。
・経験が浅い人
例)自己紹介等で「あまり(まったく)グルディスの経験がない」と明言した
・おとなしい人
例)声が小さい、口数が少ない
・発言が多すぎる人
例)自己紹介等で持ち時間をオーバーした
上のようなタイプの人はファシリーテーター向きではありません。選考前や自己紹介のタイミングでチェックしてみてください。
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まとめ
グルディス選考は司会(ファシリテーター)の力量で左右されてしまうもの。
そのため、苦手そうな人に役割を任せるのは得策ではありません。もし苦手そうな人がファシリテーターに就いた場合は、いつ自分が替わっても良いように心構えをしておきましょう。
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