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グループディスカッションのやる意味は?企業側のメリットデメリットは?

目次

グループディスカッション選考は、新卒採用を行っている企業の約5割、大企業だけに絞ると7割近くの業が採用活動の選考で採用している選考方法です。

自己PRができるエントリーシートや面接とは違い、就活生同士で話し合いをしている様子を見られる選考方法ですが、「自己PRをするわけでもなく、何のためにある選考なの?」と思う人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、多くの企業がグループディスカッション選考を採用する意味や、企業側の視点でグループディスカッション選考を行うメリットやデメリットについて解説していきます。

グループディスカッションをやる意味は?

企業がグループディスカッション選考を行う目的は、「面接やエントリーシートでは測れない個性や能力を様々な観点から判断すること」です。

グループディスカッションがエントリーシートや面接と大きく異なるところは、就活生が企業の質問に答える形で自分をアピールするのではなく、議論や発表の場を通してアピールしなければいけないところです。

学生の論理性や協調性、リーダー性、課題解決力など、書類選考や面接では評価が難しいポイントを見極められる選考として、毎年多くの企業が選考として採用しています。

グループディスカッションで評価できる学生の個性や能力には、以下のようなものがあります。選考の際は、企業の視点を意識して臨むようにしましょう。

1.チームで作業をできる人か

2.チームをリードできる人か

3.課題解決力

4.瞬発力

それでは、グループディスカッション選考で評価される能力をひとつずつ詳しく解説していきます。

チームで作業をできる人か

会社に入社した後は、多くの場合どこかの部署に所属する事になります。特別な場合を除き、個人で活動する事はほとんど無く、多くの場合はチームに所属し、そのチームの中で協力して成果をあげていくことになります。

グループディスカッション選考は、人と一緒にうまく協力して成果を挙げる事ができるのかを測る、言わば一種の入社後シュミレーションのような選考でもあるのです。

チームで作業できる人かを測るためには、以下のような点が見られています。

でしゃばりすぎてないか

グループディスカッションはディベート(討論)とは異なり相手を論破することが目的ではないので、意見を交換し合い、メンバーの意見に耳を傾け、最も良い結論へ導く必要があります。

重要なことは個人の意見を押し通すではなくチームみんなで力を合わせて良い結論を出す事であり、この過程がチーム全体の評価になります。

ただ自分の意見だけを主張してでしゃばれば良いわけではないので、発言している人へ耳を傾けるのはもちろん、発言が少ない人へ意見を求め、相手に配慮してする行動も評価の対象となります。

議論に入れる発言力はあるのか

グループディスカッション選考は、平均4~6名でグループを構成されますが、多い時には10名程で話し合わなければいけないこともあります。

選考で評価されようと全員が発言のチャンスを狙っているため人数が多ければ多いほど会話の流れも速くなり、発言をするタイミングも難しく、結果何も話せずに落とされる人も多くいます。

そのような難しい状況の中でもしっかり自分の意見を発言できる能力を見られています。

自分の役割をこなせるひとか

入社後も、チームで業務をする以上は必ず自分に与えられた役割に責任を持って全うしなければいけません。

グループディスカッション選考でも、企業の評価者が入社後のイメージを膨らませられるように、自分ができる事や役割を理解して議論を良い方向に誘導できる事をアピールする必要があります。

チームをリードできる人か

グループディスカッション選考は多くの場合初対面のメンバーでグループを組まされます。

初対面の就活生同士で短時間で打ち解け1つの議題を解決するためには、誰かがリーダー的な役割を担いグループの雰囲気作りをしていく必要があります。

チームをうまくリードし、より良い結論に導けるひとは高い評価を受けやすくなるので、チームをリードするためのポイントを押さえておきましょう。

議論を前に進めて結論まで辿り着けているか

グループディスカッション選考に慣れていないメンバー同士でチームを組んだ場合や、難しいお題だ出題された場合は議論が停滞しやすくなります。

そのような場合でも、状況を打破する新しい視点での意見を出したり、次に話すべきポイントを提供したりできると高評価を受けやすくなります。

メンバーを生かすことができているか

先述の通り、グループディスカッションでは自分がでしゃばって発言をしまくれば良いのではなく、メンバー同士で意見を交換し合い、人の意見に耳を傾け、最も良い結論へと導く必要があります。

あなたにも役割があるように、メンバーひとりひとりにも長けている能力や与えられた役割があるのでその能力を見抜き適材適所で発言を促す事ができるとディスカッションの精度を上げる事ができます。

課題解決力

面接やエントリーシートの自己PRで「課題解決力」をアピールする就活生も多いですが、実際に面接やESの場での証明は難しいものです。その点、グループディスカッション選考だと実際に課題にぶつかったときにどう機転を利かせて解決していくのかを人事が直接見て判断しています。

課題解決力を測る基準は以下の通りです。

論理的に現実的に考えれる人か

学生同士のグループディスカッションでは、実際に社会に出て働いた経験がある人は少なく、飛躍した意見が出る事が多くなります。そのような中でも、「今出ているアイディアで本当に課題は解決されるのか」を論理的に考えられる人や「現実的に実行可能な解決策か」を判断できる人がいると、人事は安心して議論を見守る事ができます。

アイデアを出せる人か

議論全体の流れを作る事も重要ですが、いくら正しい議論の進め方をしたとしても出ているアイディアが一般論で出るものであれば評価されない場合もあります。

無理に奇抜なアイディアを出そうとして発言ができなくなると本末転倒ですが、課題を解決するために固定概念にとらわれず発想の転換ができる人物も重宝されます。

瞬発力

瞬発力は面接でも測れる能力ではありますが、グループディスカッション選考となると様々な人の、様々な意見が飛び交うため、出た発言に対応する瞬発力も必要となります。

初めて見る問題に対応できるかどうか

また、知識のない問題が出題された場合でもどうにかして発言をしていかなければいけません。

受験勉強と違い、グループディスカッションで出題される問題は初めて見る問題ばかりですので学んだ公式を応用させて意見を出す瞬発力や対応力が必要となります。

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グループディスカッションのメリットやデメリットとは?

ここまではグループディスカッション選考で見る事の出来る能力について触れてきましたが、では、実際に多くの企業がグループディスカッション選考を採用するメリット・デメリットは何なのか解説していきます。

メリット

グループディスカッションのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

効率的に学生を絞ることができる

グループディスカッション選考では一度に4~6人、多い場合は10名程の就活生を一気に比較して評価する事ができます。短い時間で一気に絞り込めるため、応募数の多い大手企業の選考として採用される理由もここにあります。

面接では見れない面が見れる

他者との関わり合い方、リーダーシップなど、就活生がグループ活動の中でどのような立場で動くのかどうかは面接で評価する事が難しい項目ですが、グループディスカッションであれば評価する事ができます。

対等の関係の人とどう接するか?

人事は就活生からすると目上で、評価する立場であるため、入社後にチームの一員として働く際の周りとの接し方を想像しにくい部分でもあります。

その点、グループディスカッションだと就活生同士という対等な立場同士の場合どのように意見するのか、どのように関わり合うのかを見る事ができるメリットがあります。

弱点が発見しやすい

就活生からするとデメリットとなる点も、人事の立場で見るとグループディスカッション選考を行うメリットとなります。

時間制限があり、ミスしやすい

人は焦った時に本性が出る生き物です。面接でどれだけ余裕のある態度をとる人でも、限られた時間の中で自分の思うように進める事ができないと焦ってミスをしてしまうことがあります。

実際の仕事でどのようなミスをする可能性があるのかを選考段階で知っておくことで学生の良い面、悪い面を把握したうえで採用をする事ができます。

デメリット

では反対に、グループディスカッション選考を採用するデメリットはあるのでしょうか。

採点者に力量が必要

グループディスカッション選考を採用する上で人事の中で問題になるのは「採点者に評価できる裁量があるのかどうか」という点です。

就活生同士でグループディスカッションを練習しても何を評価されているのか正解がわからないように、人事(採点者)の力量が無ければ正しく評価する事ができません。

議論が早いため、一つ一つの発言を吟味できない

矢継ぎ早に学生が発言していくため、誰がどの意見を言ったのか、どの意見から今の話の流れに繋がったのかを全て把握するのは至難の業となります。

いい発言をしていても、単に採点者が聞き逃してしまったという場合もあるためグループディスカッションの評価に慣れている採点者をつける必要がありま

面接に比べ運の要素が大きい

個人として評価できる面接と比べて「運」の要素も大きくなってしまう事もデメリットとして挙げられます。

苦手な問題にあたる

たまたま就活生に知識の無いジャンルの問題に当たる事もあります。

普段は優秀な学生であっても、知識の無い問題や苦手なジャンルの問題に当たってしまうと発言量が少なくなってしまうため、「本当は優秀な学生を見逃してしまう」という問題もあります。

学生にクラッシャーがいる

グループディスカッションにおけるクラッシャー(議論の流れを壊す人)が一人でもいると、良い議論とならずグループ全体の評価が下がってしまう事もあります。

もしここで周りの学生まで落ちてしまうと、こちらも同じように、運の要素で優秀な学生を採り逃してしまうことになります。

グループディスカッションが実際にどのような評価基準なのかを実際に使われている採点表を見せながら解説しています。

→グループディスカッションの評価基準は?採点表を公開しながら解説!

まとめ

いかがでしたか?グループディスカッション選考は面接やエントリーシートでは見る事のできない能力を判断するには有効な選考で、採用する企業が多い理由もおわかりいただけたかと思います。

皆さんがグループディスカッションに挑む際は、以上のような企業の視点を意識して臨み、効果的にご自身をアピールしてみてくださいね!

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監修者
代表取締役志村の写真
志村 友樹

DEiBA Company代表取締役

早稲田大学文化構想学部卒業。新卒で大手損害保険会社に入社。創業社長の清水との出会いをきっかけに、2016年にDEiBA Companyに入社。2024年4月より創業社長の清水の後任として、代表取締役に就任。

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