グルディス選考対策の定石は以下のとおり。
(1)知識をつけてパターンを覚える:過去問などで情報収集が可能
(2)実践経験を積む:無料の練習会や就活イベントを活用
けれど、「対策をきちんとやっているのに、なかなか思うように進められない・・・」「いつも自分よりファシリテーターの上手な人がいて、自信がない・・・」ということも。
本記事では、グルディス対策におすすめの本をまとめました。
ところで、以下に紹介する本を通じて学び取りたいことや身に着けたい要素は無数にありますが、グルディス対策に限って言うなら「グルディス選考通過に必要な能力」です。
グルディス選考で身に着けるべき要素
本の紹介に進む前に、そもそも「グルディス選考通過に必要な能力」とはどんなものなのかをチェックしていきます。
グルディス選考とは「全員で議論して、全員で合意形成しながら結論を出す」というもの。
初対面の学生同士がグループになることも多いですから、お互いの意見がしっかり伝える・伝わるようにしなければいけません。
では、どんな要素に着目するべきなのでしょうか。
グループディスカッション選考の一般的な評価基準
協調性
面接やESでは判断できない、グルディス選考のみで評価されるものです。
グルディス選考は全員で合意形成しながら結論を導かなければならず、多数決はNG。反対意見を否定することも厳禁です。
お互い議論をして、その結果、相手の意見を受け入れる→全員で合意する、という姿勢も見られています。
発信力
グルディスでは協調性だけでなく、自分をしっかりと表現して意見を発信していくことも重要な要素。発信力があるか無いかで、物事に対して積極的かつ主体的に動けるかどうかも見られています。
統率力
グルディスにおける統率力(リーダーシップ)とは、チームを結論に導く力のこと。滞りがちな議論の中でも決断して、チームが進む方針を示すことができるかどうかです。
議論の流れを作り、良い結論を出すまでの過程を作り上げた人物が「統率力がある」と判断されることが多いでしょう。
論理性
論理性とは論理的思考能力のこと。物事を論理的に考えて発言できているかです。これができていなければ高評価を獲得することはできません。
論理性が評価されるには、筋道を立てて物事を考えられることが大切です。
より良い議論にするためには、「意見の根拠」を示しながら発言する事が重要です。今までの議論を無視してただ思いついただけのような突拍子もないアイディアはマイナス評価に繋がる事があります。
根拠とアイディアをしっかり繋げ、メンバー全員が納得できるように意見をすることで、論理性の高さをアピールすることができます。
グループディスカッション対策本TOP7
1、東大生のグループディスカッションノート
実はグルディス専門の参考書はほとんどなく、3冊程度しかない中で一番おすすめの本になります。
この本は喋り口調で書かれており、とても読みやすいです。
最初はグループディスカッションの初歩として議論の流れから始まり、具体的な議論も載っているのでこの1冊持っているだけで、グルディスのインプット部分は満たせます。
ただ東大生ということもあり、少し論理的で小難しく書かれているところがあるので注意してください。
2、ロジカル・プレゼンテーション就活 面接・グループディスカッション対策【22年版】
こちらもグループディスカッションについて書かれている参考書です。
その中で集団討論でどのようなポイントが評価されるのか、逆に注意するべき発言についてもまとめられています。
ロジカルに考えることはグループディスカッションでとても重要なことです。
論理的に考えるとは、言葉がわかる人なら誰でも納得できる構成になっていることです。
なのでグループディスカッションでは採点者が自分達の評価を決定するため、その人に伝えるために、ロジカルに考えることが必要です。
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3、東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣
ロジカルシンキングに繋がりますが、思考力はとても重要です。
グループディスカッションでは、長いもので2日かけて新規事業を提案せよというものがあります。
体験した人はわかると思いますが、このような長時間の思考は運動もしていないのにかなりしんどいです。
人によっては30分も思考し続けることができない人もいます。
そんな思考を日々の習慣に落とし込み、思考の持続力や思考の深さを鍛えることができるようになる指南書です。
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たった1日であなたのグルディス対策を完結させます
グループディスカッションに合格するには絶対に実践経験が必要です。
「出会いの場」に参加すると、以下のメリットがあります。
・1日15分×4回の実践による圧倒的練習量
・実際の人事の採点であなたの得意不得意と順位が分かる
・一度に最大14社と出会え、直接企業の本選考に進める
グルディス対策をしたい&1日で就活を大幅に進めたいという方はぜひご参加ください!
4、マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング
マッキンゼーとは超大手の外資系コンサルティングファームになります。
コンサルテーションというのは、クライアントの現状を把握し、改善案を出すのが仕事です。
マッキンゼーは、コンサルという体ではなく頭脳で戦っていく仕事の最上位の会社になっています。
そんな最強頭脳集団がどのように思考を整理しているのかというのを紹介している本になります。
コンサル志望の人は必読書と言えるほどのものになっています。
さらにその内容をマンガにしているため、誰でも手に取りやすい作品となっています。
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5、小さなことに左右されない「本当の自信」を手に入れる9つのステップ
9つのステップで「自信のなさ」の正体を見抜き、「本当の自信」を手に入れる一冊。自信のなさとは?本当の自信とは?論理的に理解することができます。
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6、「聞く力」こそが最強の武器である
グループディスカッションでは実は「聞く力」がとても重要です。
グループディスカッションをやっていて、たまに現在の流れに全く削ぐわないことを言ったり、今までの前提に則らない発言をする人がいます。
それがなぜ起きるのかというと、自分の思考や発言でいっぱいいっぱいになってしまっていて、メンバーの喋っていることを全く聞いていないからです。
そのような方が「聞く」というのはどのようなことなのかを理解するのにぴったりな本となっています。
7、頭の体操
グループディスカッションは独自性が求められます。
他の人と同じようなアイデアだとほとんど加点はされます。
この本はとことんまで頭を柔らかくし、他の人が思い付かないようなアイデアを出せるようにしてくれる本になります。
こちらは、参考書のような形ではなく問題と答えが載っていて、その問題を日々解いていくと脳が鍛えられるような構成になっています。
まとめ
「ロジカルシンキング」が身に着くおすすめ本を7冊紹介しました。
「ロジカルシンキング」は、グルディス選考だけでなく、面接やES、更にはビジネスの世界でも活用できるスキルの1つ。ここで紹介した本は一度は読んでおきたい名著ばかりです。ぜひ手に取ってみてくださいね。
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