前提
SMBC日興証券での採用において、総合職採用か部門別採用どちらがいいかを考えていくこととする。 SMBC日興証券では総合職採用の初期配属はリテール部門、その後の配属は適正と希望に応じた部署に配属される。
「いい」とは、新卒採用を受ける学生にとっていいか否かを検討していく。
流れ
新卒採用を受ける学生にとっての「いい」とは「望んだキャリアを歩める」ことと定義する。
学生は就活中に明確にキャリアプランをもっていることとする。
次にそれぞれの採用の形のメリットをあげていく。
■総合職採用のメリット
・初期配属で現場を知ることができる
・実際に働いた後に、配属の希望=キャリアプランを考えられる⇒キャリアプランに現実性をもたせられる
・部門別採用よりも専門性が低く、入社競争率が低い
■部門別採用のメリット
・配属の希望が通る
∟部署:やりたい仕事ができる
∟勤務地:配属後の生活の想定・準備ができる
・事前に配属部署が分かっている
∟内定~入社間に仕事に必要な知識を勉強しやすい
∟内定~入社間に具体的なキャリアプランを描きやすい
「望んだキャリアを歩める」とは
①やりたい職種に就ける
②入りたい会社=SMBC日興証券で仕事できる
③ほしいスキルが手に入る
④想定したライフプランで生活できる
という要素に分解でき、この上記4点からメリットを3段階評価して、平均値で結論を導き出すこととする。
それぞれの要素に1はマイナスに働く、2は影響しない、3はプラスに働く、とする。
■総合職採用のメリット
・初期配属で現場を知ることができる:①1②2③3④2⇒平均2
・実際に働いた後に、配属の希望=キャリアプランを考えられる⇒キャリアプランに現実性をもたせられる :①1②2③2④2⇒1.75
・部門別採用よりも専門性が低く、入社競争率が低い :①1②3③1④2⇒1.75
➡総合職採用の平均値 1.83
■部門別採用のメリット
・配属の希望が通る
∟部署:やりたい仕事ができる :①3②2③3④2 ⇒2.5
∟勤務地:配属後の生活の想定・準備ができる :①2②2③2④3⇒2.25
・事前に配属部署が分かっている
∟内定~入社間に仕事に必要な知識を勉強しやすい :①3②2③3④2⇒2.5
∟内定~入社間に具体的なキャリアプランを描きやすい :①3②2③3④3⇒2.75
➡部門別採用の平均値 2.5
結論
望んだキャリアを歩みたいと考える学生にとって、新卒採用は部門別採用がよい。
フィードバック
学生では実際の職環境を正確に把握できないだろう。
そのような観点から考えても、やはり「総合職採用」「部門別採用」それぞれのデメリットも考えるべきであった。