前提
首都圏で考え、仮に郊外を立川市とする。
立川市にある大型ショッピングモール ららぽーと立川立飛を想定して考えていくこととする。
流れ
①議論の設計
売り上げ=来客数×一人当たり平均購入金額
と考え、来客数と平均購入金額の二軸で考えていく。
②来客数を増やすための施策
なぜ来客数が現状の数字に落ち着いているのかを考え、原因を探る。
・交通アクセスが悪い
・魅力的なテナントがない
・館の設備が使いにくい、汚い(エレベータ、階段、トイレなど)
さらにその原因を考える。
・交通アクセスが悪い→なぜ?→最寄り駅の路線が1本でその路線の利用者が少ないから→なぜ?→その路線は運賃が高いから
・魅力的なテナントがない→なぜ?→各テナントの売り上げを精査してない
・館の設備が使いにくい、汚い(エレベータ、階段、トイレなど)→なぜ?→建物老朽化&清掃員が少ない
原因を改善するための打ち手を考える。
・沿線の運賃が高い:利用者数の多い別の駅から無料シャトルバス運行
・テナントの売り上げを精査してない:契約の更新期間を短くする
・建物老朽化:建て替え
・清掃員が少ない:採用
③平均購入金額を増やすための施策
平均購入金額も
平均購入金額=単価×個数
に分解できる。
単価をあげるには
・今までより価格帯の高い商品を扱うテナントをいれる
・従業員の営業力、接客力を高める→全店での接客勉強会、講習会の開催
・購入価格帯の高い客層をとりこみ、来店させるためにリブランディング
個数を上げるには
・同時購入での割引を行う
・消耗品の取り扱いを増やす
④上記で考えた打ち手を評価する。
1.実現可能性 2.持続性 3.コストの面で三段階評価していく。
・無料シャトルバス運行:1.3 2.3 3.2
・テナント契約の更新期間を短くする:1.3 2.2 3.1
・建て替え:1.2 2.2 3.1
・清掃員採用 :1.2 2.2 3.3
・価格帯の高い商品を扱うテナントをいれる:1.2 2.2 3.1
・接客勉強会、講習会の開催:1.3 2.2 3.3
・購入価格帯の高い客層をとりこむリブランディング:1.1 2.2 3.1
・同時購入での割引:1.3 2.1 3.2
・消耗品の取り扱いを増やす:1.2 2.2 3.2
結論
郊外の大型ショッピングモールの売上向上につながる新規事業として以下を提案する。
・無料シャトルバス運行
・接客勉強会、講習会の開催
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売上が上がらない原因を考えて、原因をとりのぞいていくという理想的な議論です。