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[JCB]キャッシュレス決済のシェアをより拡大するには

目次

就活生・佐藤さん
コンサル志望の大学3年生。グループディスカッション(GD)は割と得意。実力をさらに磨くため、プロ講師のもとで特訓中!

就活プロ講師・清水さん
DEiBA Company代表取締役でYoutuber。元リクルート常務。
「DEiBA就活チャンネル」や就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。

「キャッシュレス決済のシェアをより拡大するには」という問題について考えます。

佐藤さんの解き方

1.前提確認
・キャッシュレス決済とは?
→現金以外での支払い。クレジットカード決済や電子マネー決済、QRコード決済などがある。
・クライアント
→日本政府。
・目標
10年後キャッシュレス決済比率を倍にする。

2.現状分析
・キャッシュレスシェアは約30%。クレジットカードが圧倒的に多い。

・年代別に10年後の人口と現在のキャッシュレスシェアを表にまとめる。

人口(10年後)キャッシュレスシェア
~20歳
21~40歳
41~60歳
61~80歳
81歳~

3.ボトルネック
高齢化の影響もあり、61歳以上の人口割合が増える見込み。高齢者のキャッシュレスの使用率は低く、日本全体としてキャッシュレスの普及を進めるために高齢者に焦点をあてた施策を練る。
高齢者のキャッシュレス決済数は以下の式で表される。

キャッシュレス決済数(高齢者)= ①高齢人口 × ②キャッシュレス決済所持率 × ③現金以外の選択率

①について、特に施策を打たずに増える見込みである。
②について、田舎を中心に所持率が低く、キャッシュレス決済手段の所持を進めることは必要である。
③について、キャッシュレス決済手段を持っていても、現金で払う人が多く、現金以外の選択を進める施策が必要である。

以上より、②キャッシュレス決済所持率③現金以外の選択率がボトルネックとして選定される。

4.打ち手立案
②に対する打ち手
⑴高齢者にもわかりやすいキャッシュレスのCMを制作
→テレビを普段から視聴する高齢者をターゲットにして、キャッシュレス決済のわかりやすいCMを作る。高齢者でも簡単な手続きでキャッシュレス手段が持てることを伝える。
⑵自治体に協力を仰ぐ
→町内会での告知など、自治体の協力を得て町全体としてキャッシュレスを取り入れる。

③に対する打ち手
⑶ポイント還元率の増加
→キャッシュレス決済を用いることでよりお得な買い物ができるようにする
⑷店頭やレジの横などにキャッシュレス決済のポスターを張る
→財布の中にクレジットカードなどのキャッシュレス手段があることを思い出させる。

5.打ち手評価
4.打ち手立案の4つの打ち手を「打ち手の効果」と「実現可能性」の2軸で評価する。

打ち手の効果実現可能性

以上の表より、打ち手の優先順位は⑴>⑵>⑶=⑷となる。
⑴高齢者向けのキャッシュレスのCMはテレビユーザー数の多い高齢者に対して効果が高そうであり、広告会社の協力を得てCMを作ることは実現の可能性が高そうである。

プロ講師の解説

課題解決型>増加施策の詳しい解説はこちら
※「楽天モバイルを国内シェアナンバーワンにするにはどうすればいいか」という問題を使って解説しています。

フィードバック

因数分解によってボトルネックを明確にし、評価の基準を設けて打ち手評価を行ない、より現実的な施策を挙げることができている。

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監修者
代表取締役志村の写真
志村 友樹

DEiBA Company代表取締役

早稲田大学文化構想学部卒業。新卒で大手損害保険会社に入社。創業社長の清水との出会いをきっかけに、2016年にDEiBA Companyに入社。2024年4月より創業社長の清水の後任として、代表取締役に就任。

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