就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!
就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。
愛とは何かを定義してください。という問題を解いていきます。
山田さんの解き方
1. 【前提確認】
・誰の立場から検討するのか?
→自分たち大学生
・誰から何に向けての愛を定義するか?
→自分から他人のみ。モノやコト、ペットなどは除く。
2. 【発散】
①愛の対象となる他人は?
・友人
・恋人(恋愛)
・家族/親戚
②上記の対象を「愛しているな」と思った具体例や経験を述べる
・困っているときに助けてあげたいと思う
・カッコ悪い姿を見ても仲良くしたいと思う
・おいしいものをシェアしたいと思う
・プレゼントをして喜んでほしいと思う
・悩んでいると相談に乗ってあげたいと思う
・一緒に時間を過ごしたいと思う
・何かお礼をしたいと思う
・体調が悪いと心配するし看病したいと思う
・元気がなさそうだったらどうにかして元気づけたいと思う
・たくさん話したいと思う
・何かしたことに対して見返りはいらないと思う
3.【収束(類似点の抽出)】
・好きなことやものをシェアして喜んでほしいと思う
・困っていたらどうにかして助けたいと思う
・長い時間一緒にいたいと思う
→すべてにおいて見返りはいらない=無条件で
4. 【まとめ】
大学生の私たちにとって、愛とは相手に対して「長い間一緒にいたい」「好きなこと・ものをシェアして喜んでほしい」「困っていたらどうにかして助けたい」と無条件に思うことである。
プロ講師の解説
1. 前提確認
前提条件、非常に良く決められていると思います。特によかった点は、対象を絞ったこと。愛というのはかなり意味が広い言葉なので、コトやペット、そして自分(自己愛)を省いたのはよかったと思います。また、愛の方向性を決められていたのもよかったです。
2.発散
前提部分で愛の方向性を決められていたのが効いていたと思います。そこを決めていなければ、自分が「相手から愛されているなと思った経験」と、自分が「相手を愛しているなと思った経験」が入り混じってしまうためです。定義型のお題で発散させる際は、全員が同じ方向性で経験や具体例を出せるようにある程度方向性を決めていく必要があります。議論の一貫性の担保において非常に重要なことです。
【総評】今回は定義型のお題でした。このお題は論理的思考力等もそうですが、皆さんの価値観も併せて見られていると考えたほうが良いでしょう。定義型は決まった答えがあるわけではありません。「各グループごと」の定義をつくること、オリジナリティが必要となってきます。そのために各メンバーの具体例や経験を聞いて、まとめていくわけです。どうせ最後にまとめるのに発散というプロセスを踏むのはこれが理由です。チームならではの妥当性の高い定義を作っていく必要があります。
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