
就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!

就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。
「新たな北洋銀行のサービス考案」という問題を解いていきます。
山田さんの解き方
山田さんの解き方
1. 【前提確認】
北洋銀行が北海道を主要な営業基盤とする地域金融機関であることを踏まえ、単なる金融商品の開発ではなく、「北海道の地域課題を解決しながら、北洋銀行の新規顧客・取引機会も増やせるサービス」を考えることとします。
| ターゲット | 想定課題 | 新サービス案 | 北洋銀行がやる意味 |
|---|---|---|---|
| 高齢者 | 買い物・通院・金融手続き | 金融+生活支援サービス | 地域住民との接点 |
| 子育て世帯 | 家計・教育費への不安 | 子育て家計サポート | 預金・ローンとの親和性 |
| 道内中小企業 | 人手不足・事業承継 | 事業承継マッチング | 法人顧客ネットワーク |
| 観光事業者 | 季節変動・集客 | 観光事業者支援プラットフォーム | 北海道の地域性を活かせる |
| 移住希望者 | 仕事・住居・資金探し | 北海道移住ワンストップ支援 | 自治体・企業・住宅・金融をつなげられる |
| 農林水産事業者 | 資金・販路・後継者 | 一次産業経営支援サービス | 北海道ならではの産業基盤 |
既に道内でのシェアを獲得していることを踏まえ、「北海道への移住希望者」をメインターゲットに設定します。選定し理由としては人口減少や地域企業の人手不足が課題になっていると仮定しました。
2. 【要素分解】
北海道への移住を検討する人が必要とするものを分解します。
① 移住前
地域の情報収集
仕事探し
住居探し
移住費用の準備
② 移住時
引っ越し
各種手続き
銀行口座・金融サービス
地域コミュニティとの接点づくり
③ 移住後
生活基盤の構築
住宅購入
子育て
資産形成
現在はこれらを別々のサービスで探す必要があり、「移住に必要な情報やサービスが分散している」ことを課題として設定します。
3.【評価軸】
①顧客ニーズ
②地域貢献性
③北洋銀行との親和性
④収益性・継続性
4.【比較検討・施策立案】
| サービス案 | 顧客ニーズ | 地域貢献 | 自社との親和性 | 収益性 |
|---|---|---|---|---|
| 移住者向け住宅ローン | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| 移住者向け求人紹介 | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| 移住ワンストップ支援 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
5.【まとめ】
「北海道移住ワンストップ支援」を提案します。
北洋銀行のWebアプリ上で、北海道への移住に必要なサービスをまとめて提供します。
北海道への移住希望者に対して、仕事・住居・自治体制度・金融サービスなどを一つの窓口で提供します。北洋銀行が持つ地域企業や自治体とのネットワークを活用することで、移住者の負担軽減、地域の人口・人材課題への貢献、北洋銀行の新規顧客獲得を同時に実現できると考えました。
プロ講師の解説
プロ講師の解説
1. 前提確認・要素分解
「銀行だから金融商品を考える」という発想から一歩広げている点は素晴らしいですね。
金融商品で考えるとアイデア出しの難易度が高くなりやすく、「移住者向けローンを作りましょう」といった既存のサービスの派生形に落ち着くケースが大半です。
その中で、北洋銀行=北海道の企業・自治体・住民をつなげられる存在だという捉え方は良かったと思います。
要素分解は移住前 → 移住時 → 移住後と時系列で切り分けられたのがGoodポイントです。
これによって、「移住者がどこで困るのか」を議論しやすくなっています。
ですが、「本当にワンストップ化が最大の課題なのか」という検証はもう少し触れても良かったと思います。
2. 評価軸、施策立案、まとめ
企業視点で考えると、「既存の移住支援サービスではなく、なぜ北洋銀行を使うのか?」という点はもう少し議論を深めたかったですね。
・移住費用シミュレーション
・自治体の補助制度との連携
・移住後の住宅ローン、資産形成まで支援
など銀行の顧客基盤・金融機能ならではの特色を生かし、自治体や民間企業、NPOなどとの差別化を明確にできると高評価に繋げやすいです。
または、「北洋銀行はプラットフォームと相談窓口を担い、専門領域は提携企業につなぐ」と役割を明確にし、実現可能性を高めるといった観点も評価に繋がります。
事業として成立させるのであれば、競合との差別化や実現可能性は押さえておきましょう。

【総評】
今回は課題解決型の中でも「新規事業系」のお題でした。
新規事業系のお題の場合、アイデア出しが先行しやすいです。
課題は何か、顧客は誰かと方向性を定めてからサービスを考えるという流れで進めると、論理性は担保しやすいので、覚えておきましょう。
たった1日であなたのグルディス対策を完結させます
グループディスカッションに合格するには絶対に実践経験が必要です。
「デアイバ」に参加すると、以下のメリットがあります。
・1日15分×4~5回の実践による圧倒的練習量
・実際の人事の採点であなたの得意不得意と順位が分かる
・一度に最大12社と出会え、直接企業の本選考に進める
グルディス対策をしたい&1日で就活を大幅に進めたいという方はぜひご参加ください!


