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【グループディスカッション】コンサル業界の出題傾向や受かるコツは?

目次

就活生でコンサル業界を志望している人は多いですよね。

コンサル業界は他業界と比べグループディスカッションの形式や評価基準が全く違ったりします。

なので今回はグループディスカッションでコンサル業界のテーマの傾向や実際にテーマを解き、徹底解説をしていきます。

グループディスカッションを採用しているコンサルティングファームは?

グループディスカッションを採用しているコンサル会社でも全く異なる仕事をしているのでそちらから紹介していきます。

戦略コンサル

戦略コンサルトは、企業の経営層が抱える問題を解決することが主な役割であり、中長期の戦略立案、マーケティング戦略、新規事業立案、M&Aや人事などその領域は会社機能を包括し、様々なテーマにおいてコンサルティングを提供しています。

就職においては以下のことを指します。

・マッキンゼー

・ボストンコンサル

・A.T.カーニー

Big4

Big4とは世界的に展開する以下の4つの大規模な会計事務所ないしそのグループをいう。

デロイト、PWC、KPMGある架空の企業のケースをもとに、企業課題を解決する、EYのことを指す。

デロイト、正式名称 デロイトトーマツコンサティング合同会社。

PWC, プライス ウォーターハウス クーパースのメンバーファームであり、会計事務所系のコンサルティング会社が統合してできた総合コンサルティング会社。

KPMG、現在拠点をオランダのアムステルダムにおく会計事務所KPMGのメンバーファームであり、KPMGのグローバルネットワークも活用しながら、サービスを提供している総合コンサルティングファームです。

EY、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下EY)は、ロンドンで発足し、拠点もロンドンに置くアーンスト アンド ヤングのメンバーファームであり、会計事務所を母体とした総合系コンサルティング会社です。

日経コンサル

外資資本でない日本資本によるコンサルティング会社で代表的なコンサルティングファームをいくつか挙げておきます。

・DI(ドリームインキュベーター)

・経営共創基盤(IGPI) ・

コーポレイト・ディレクション(CDI) 

コンサル業界の出題テーマの傾向は?

最初にコンサルティングファームの選考で出題されたテーマを紹介します。

・コミュニケーションにおいて重要なことは何か(PWC)

・あるプラットフォーマーの新規事業立案(ボスコン)資料配布あり、リサーチなし

・業界大手企業が取る今後の事業展開について(ボスコン)

・ある会社について利益を伸ばすためにどうすればよいか、課題を設定し解決策を考えよ(マッキンゼー)

・ある架空の企業のケースをもとに、企業課題を解決する(デロイト)色々な情報提供あり

上記に例を示したように具体的な企業を提示しないで、資料などからその企業の状況データを示し、課題を把握して解決策を考えていく問題が近年の主流となっている。

まさに入社後に実際にする仕事を意図しているグループディスカッションと言える。実際に入社して仕事をするとき、は、情報を収集という業務が加わるが、インターンで時間が限られているので、与えられた情報から課題と論点を見つけて議論を基にブラッシュアップする、まさに実際にコンサル会社のプロジェクトに近い設定である。

コンサル業界でよく出題されている課題解決型の問題の流れを紹介しています。

コンサルでよく出題される課題解決型の議論の流れを解説してます!

→グループディスカッションの課題解決型の流れを紹介

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コンサル業界の出題テーマの解答例

コンサルティング会社が出題する問題を解くには、ロジカルシンキングの思考方法を学び、実際に体験したことがない学生は議論に全く参加できないという特徴がある。

コンサルを目指す学生は、まずはロジカルシンキングの本を数冊読んで、問題解決の5ステップに慣れておく必要があります。

実際の考え方の5ステップは以下のようになる。

・前提確認

・現状分析

・ボトルネック特定

・打ち手の立案

・打ち手の評価

通常のグループディスカッションにおいては上記の③ボトルネック特定、⑤打ち手の評価という部分は実施しないことが多い。

では実際の問題で考えてみよう。

それでは典型的な問題である、売り上げをアップに関する問題を実際に解いてみよう

あるハンバーチェーンの売り上げを上げる方法を検討してください

1 前提確認

通常のグループディスカッションでは、厳密には設定しません。というのは通常のグループディスカッションはお互いが議論しやすいように前提の設定がなされるので細かく細部まで、前提を置くと議論が狭まるからです。

しかし、この手の問題は明確に定義しないと問題が解けませんので以下の点に注意して進めます。

曖昧な語句があれば定義する

今回の場合、あるハンバーガーチェーンになっています。お店によって商品やターゲットも異なるわけですからここをきめないと戦略や施策があいまいになります。

今回はマクドナルドと定義して進めましょう。

依頼者の特定

誰からの依頼なのかをきちんと決める。依頼者によって打ち手に制約が起きるからです。依頼者を今回は経営陣に依頼された戦略コンサルが考えるという設定にしましょう。

目標の具体化

売り上げをアップするというだけでは具体性に欠けています。

この場合、対象エリア、タイムスパン、増加率の3点を決める必要があります。

この決め方で打ち手の施策が大きく影響をうけます。今回は例題なのでこの部分の売り上げアップ率、スパンを考えないで解法の考え方を理解してください。

2 現状分析

現状を正しく分析しないと正しい答えを導き出すことが出来ません。これは構造化するという考え方です。構造化するには俯瞰図を書く必要があります。

売り上げ=店舗数×1店舗当たりの売り上げ

1店舗当たりの売り上げ=客単価×顧客数という構造です。

顧客数の考え方はいくつかあります。

・新規とリピーターという考え方

新規と顧客、リピーター、そして、リピーターの場合はリピート回数×リピート顧客数

・時間帯別顧客ゾーン

これは時間帯によって顧客のターゲットを考える方法です。

例えば朝(6時から10時)、昼(10時から18時)、夜(18時~24時)これを平日と土日祝日と分けて考える方法です。

今回は例2のほうが考えやすいですね。売り上げをどのように分解してもよいのですが、もれなくすべてのケースを考えることが重要です。

そして今回示したように分解の仕方も色々とあるということです。現状や施策を考えやすい方法を選択しましょう。

では例2に従って分解しましょう!

すると時間帯、曜日別以外に形態別が存在することがわかります。

・お店で食べる

・持ち帰る

・配達

すると以下のように俯瞰できます。

現在のマクドナルドが実際に実施している現状施策を関上げてみましょう。既にビジネス客の朝のコーヒー需要に対応するためにホットコーヒーを低単価で販売しています。

また、ビジネス客、大学生などを対象としたカフェ化で電源、wifiなどの環境を提供してコーヒーショップの客を奪うことも一部成功しています。

リピート顧客の取り込みに関してもクーポンを毎日変える施策なども実施積みです。

そして長年の課題であった夜に関しても夜マックということで夜専用の商品の投入を実現しています。

売り上げをアップさせるために施策は充実をしています。それでは売り上げアップを阻害しているボトルネックをこの時間帯、形態別で考えてみましょう。

3. ボトルネック特定

店舗形態別の客数を伸ばせそうな施策を検討します。

・客一人当たりの処理速度

朝の時間帯と昼の昼食の時間帯において顧客をさばききれない問題が発生しています。行列が長いために多くの来客者が諦めて帰ってしまうことが起きています。これは大きな売り上げの機会損卒です。

特に受注オーダー性を採用したことにより、時間がかかっています。従来の売れる商品の作り置き販売を検討する余地があるかもしれません。

・販売形態

コロナ発生に伴う配達での販売市場が飛躍的に伸びています。既にマクドナルドは自社デリバリー施策、uber、出前館の活用も実施しています。

この分野はコロナ前であれば検討の余地がありましたが、現在はむしろ①の処理速度を上げる方が売り上げアップにつながる可能性があります。それと1人客ニーズに最低価格帯を引き下げられるかという分野に検討の余地があります。

・夜の時間帯の客数

現在、夜マックの投入をしていますが、コロナの影響もあり夜の売り上げの伸びは止まっています。この時間帯の夜のお店での売り上げアップと、持ち帰りの売り上げアップは検討の余地がありそうです。

4. 打ち手の施策

①客一人当たりの処理速度

現在、事前に予約して受け取る方法も提示していますが、ネックは現金で支払う客の処理時間が長くなることがあります。カードや決済システムで支払う御客向けに値引きを実施して現金客を減らすという施策。

そして、混雑時間帯の売れ筋商品の作り置きの復活も検討の余地があります。

そして手間になっているのが、商品の封入行為です。この封入作業を簡単にする仕組みなどの検討が効果的かもしれません。

②販売形態

販売形態に関しても①に起因する要素が大きいですから、①の改善とお店が空いている時間帯の配達を実施してその売り上げアップの為にデリバリー専用販売メニューの開発、そしてその時間帯の最低は中金額の引き下げの検討という案があります。

③夜の時間帯の客数

夜もパンというのには抵抗がある人もいます。確かに色々な夜メニューを投入しましたが、牛肉、鶏肉のメニュー開発の能力を使って、ご飯とともに提供するハンバーグなどの肉メニューは検討の余地があるのではないでしょうか。

肉バル全盛の時代に低価格のメニューが投入されれば新しい層を呼び込めるかもしれません。それと持ち帰る客向けにメニューを強化する必要があります。

昼にマックを食べた人はさすがにまたパンというのは避けようとします。夜のメニュー開発とともに持ち帰りの強化は検討の余地があります。

5.打ち手の評価

では先ほど考えた施策を優先順次とともに検証してみましょう。

・客一人当たりの処理速度

・販売形態

・夜の時間帯の客数

という優先順位になります。コロナ禍に伴い、コロナ継続という前提にするか、コロナが収まったことを前提にするかで考え方は変化します。

特にこれからはwithコロナを意識した戦略の立案が重要になってきます。私は検証の結果、①の作り置きの復活を検討すべきと思います、実際にデリバリーは作り置きと変わりません。

作り置きに対して顧客が慣れてきたことにより新鮮であるということに対する感度は下がっていると思います。時間がたってもおいしいということも価値かもしれません。

コンサル業界の評価基準は?

コンサルティング業界の評価基準は通常の企業の比べると思考力が重視の傾向があります。これは実際の仕事内容がまさに顧客の課題を解決するからです。

思考力

そういう意味では論理的であることは最も重要な要素です。意見、発言に論理的な裏付けがしっかりとあるということが重要です。

コンサルティング業界を受ける学生はケース面接対策、ロジカル型グループディスカッション、フェルミ推定に関しては一通り勉強しての望むと思われますから、その分野を一通り勉強した上で、先の上げた解法のうち、現状の分析が重要です。

現状分析は、もれなくダブりなく調べることです。本当にもれなくダブりなく検討が実施されたかという点です。そしてボトルネックは何かということです。

現状分析をしても一番重要なネックを間違えてしまえば、減点です。このボトルネックを見つけることを普段からしておく必要があります。

発想力

そして施策を考える力です。実は施策は発想力に基づいています。発想力は勉強では身に付きません。いろいろな活動を実施した経験の多さが勝負になります。

今回のマクドナルドの問題もマクドナルドで購入した経験がなければアイデアは出ません。実は頭が良いだけではだめなのです。コンサルティング会社の社員は意外に色々な活動を実施しています。

スポーツなどの活動実施者が多いです。発想力は経験の多さと比例します。活動の経験と考える癖を確認されるのです。

コミュニケーション力

コミュニケーション力はコンサルティング会社おいても重要な能力です。自分の提案を相手にわかりやすく伝える能力は必須です。

単におしゃべりが好きとかうまいというレベルではなく、論理的に説明する能力が問われています。伝える力は論理的の要素と相手の感情を動かせるかという2点があります。

論理的だけでなく、相手の琴線に触れるように話せるかも問われます。そういう意味では高いレベルのコミュニケーション能力が期待されます。

協同性

実は多くの学生が見落とす能力の一つが協同性です。これは実際のプロジェクトが社内でのお打ち合わせ、お客様との打ち合わせが多いので協力して進める能力が問われます。

コンサルティング会社のグループディスカッション選考に行くと論理的で頭の良さが鼻につく学生がいます。こういう学生はすぐに落とされてしまいます。周りと協力的にできない対応や人を見下す態度は即不合格となりますから注意しましょう。

グループディスカッションが実際にどのような評価基準なのかを実際に使われている採点表を見せながら解説しています。

→グループディスカッションの評価基準は?採点表を公開しながら解説!

コンサル業界のグループディスカッションの注意点は?

横文字多用しない

コンサルティング会社のグループディスカッションでは横文字を乱発する学生がいます。

KPIとかMECEとかですね。MECEはMutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略ですが、日本語ではもれなくダブりなくという意味ですKPIはkey performance indicatorの略です。重要指標と訳されますね。

このように横文字が多用されます。もちろん知っておくべき言葉もありますが、きちんと本当の意味と略ではなく覚えておきましょう。

MECEとは何の略ですかと質問されて、わからないと答えて赤っ恥をさらす学生は毎年います。自分が使う言葉はきちんと意味と正式名称の理解が必要です。

そしてグループディスカッション時には自分からは横文字を乱発しないことを心掛けるべきです。

自分の意見に固執しない

能力の高い学生になかには学歴の低い大学の学生の発言を無視、間違っていると断定する学生もいます。意見の優劣は論理的に考えて判断すべきです。

誰の意見であっての優れている発言をきちんと評価し、もっと良い意見があれば、自分の意見より優れていると認める度量の広さと正しいものが正しいというスタンスをきちんと持つ必要があります。

総合力の中内キラッと光るもの

コンサルティング会社に合格するには、総合力がまずはそろっていることが必要条件です。そしてその中でキラッと光る能力を見せる。

自分の得意な能力が人より優れていないといけません。択一な能力を示さないと難関なコンサルは合格できませんし、入社後、活躍できません。

まとめ

コンサルティング業界を受験する学生向けにグルディスにおいて必要な能力、実際の問題などを解説しました。もちろん論理性を磨くために本を購入して勉強する必要があります。私が最もお勧めするのは

東大生が書いた 問題を解く力を鍛える ケース問題ノート

現役東大生が書いた 地頭を鍛える フェルミ推定のノート

の2冊です。

そして最も重要なのは家に閉じこもって勉強ばかりすることではなく外に出て色々な経験を通して課題を感じ、考える習慣です。最後は経験の数と質、そして普段から考える力です。

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監修者
清水達也

DEiBA Company創業者

経歴
・リクルートキャリア代表取締役
・ベネッセホールディングス顧問就任
・DEiBA Companyを設立
・グループディスカッション型就活イベントを年間50回以上開催

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