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グループディスカッションを一人で練習する方法10選!

目次

新卒採用の選考方法の一つとして導入する企業が多いのが、「グループディスカッション選考」。

制限時間の中で出題されたお題の最適解をメンバーと一緒に考えるいう様子を人事や採点者が評価するという選考ですが、慣れるまでは大変難しく、苦手意識を持っている就活生も多いでしょう。

しかし、グループディスカッションの能力は練習することで確実に伸ばせます。

グループディスカッション選考は面接選考とは異なり複数人で行う選考なので、一人では対策が難しいのでは…と思うでしょう。

もちろん複数人で実際にディスカッションをしてみるに越したことは有りませんが、工夫次第では一人でも力をつける事が可能な選考です。

そこで、今回は一人でもできるグループディスカッションの練習方法を紹介します。

グループディスカションを一人で練習する方法10選

グループディスカッションは基本的に就活生が複数名で行うものですが、一人でできる練習もあります。

むしろ、このような事前準備や練習をしっかりやっているかどうかが明暗を分けるとも言えるでしょう。

今回紹介するグループディスカッションの練習方法は人を集める必要も無く特別な準備は必要ありませんので、ぜひ日常にも取り入れてみてくださいね。

1、実際にテーマを解く

まずはスタンダードに、グループディスカッションで出題されるテーマのパターンに従って自身で解法を考えてみる方法です。

グループディスカッション選考では主に3つのパターンで出題される事が多いので、まずは全てのパターンをチャレンジし、その後自分の苦手なテーマを集中して練習してみましょう。

グループディスカッション選考で出やすいパターンは①課題解決型②選択型③抽象型の3つです。

これに加えてフェルミ推定のようなパターンもありますが、コンサル業界等特別な業界以外ではほとんど出題されない形式なのでまずはこの基本の3パターンを押さえておきましょう。

①課題解決型

課題解決型の問題とは、その名の通り「何か課題や問題を提示され、その状況を突破する方法を考える」というパターンの問題です。

課題解決型の中にもいくつか種類があり、大きく分けるとビジネス上の問題と日常的な問題(時事的課題)に分かれます。

ビジネス上の問題は企業の経営戦略に基づく課題で、売り上げの向上や利益の拡大といったテーマです。ビジネス上の問題も売り上げ・利益だけではなく、運営に関する問題も出題されることがあるため、会社の仕組みについて知っておくことも大事でしょう。

時事的課題は例えば新型コロナ感染拡大防止についてなど、最近話題になっているテーマから選択されることが多くなります。

出題者の狙いとして、最近の出来事やニュースに対して学生がどれだけアンテナを張って理解しているかを確認するという意図もあります。ニュースなどをチェックしていない学生は基本の知識もないので、基礎知識を勉強しておくことも重要です。

→課題解決型のテーマの問題を見る

②選択型

選択型の問題とは、複数の選択肢からふさわしい回答を絞り込む問題です。

たとえば、「新婚旅行先としてふさわしいのは、北海道と沖縄のどちらが良いか、検討してください。」「自分の子どもに勧めるならば、医師・Youtuber・プロ野球選手のいずれを目指すのを推奨すべきか、検討してください。」といった問題は選択型にあたります。

答えが用意されている分、3つのパターンの中では比較的簡単な問題とも言えますが、どちらを選択したら正解というものはないためその理由付けでどれだけ納得できる理由をつける事ができるのかという点が重要になります。

過去の問題から練習することはもちろん、常日頃から、何か選択をする際にきちんと比較し理由をつける練習をしておくと良いでしょう。

→選択型のテーマを見る

③抽象型

「抽象型」とは、抽象的なものや不明瞭なものを具体的な言葉で定義するタイプの問題です。

たとえば、「『幸せなキャリア』とは何か検討してください。」「中学校に新しい科目をつくるなら、何にすべきか検討してください。」といった問題は選択型にあたります。

抽象型の問題は問題次第で簡単にも、超難問にもなりえ、問題文だけ見ると難易度が低く感じても実際に考え始めるとかなり難しい、というものが多くなります。

ですので、問題を数問見ただけで大丈夫だと思うのではなく、できるだけ多くの問題に触れて実際に回答方法を考えてみてみる事が重要です。

→抽象型のテーマの見る

2、youtubeを参考にする

YouTubeには就活対策系の動画がたくさんアップロードされており、もちろんグループディスカッションの対策動画もあります。

動画内では実際のグループディスカッションの様子が公開されているものであったり、ディスカッションポイントが細かく解説してくれているものであったりと様々な動画があるため、きっと自分に必要な動画が見つかるはずです。

特に、まだグループディスカッションを経験した事が無いという就活生は、実際のグループディスカッションの様子をアップしている動画を観て雰囲気を掴むと良いと思います。

DEiBA就活チャンネルでは、グループディスカッションイベント「出会いの場」に参加して人事の方々から最高評価を得た就活生のみでグループディスカッションに挑戦している動画等も公開していますので、上手な議論の進め方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

3、ウェブサイトで参考にする

こちらの記事もそうですが、同じようにウェブサイトにはグループディスカッションに関する多くの記事が投稿されています。

過去に出題された問題が投稿されているサイトもありますので、自身で回答を考えてみたい方はぜひ探してみてくださいね。

ウェブサイトでは様々なグループディスカッションの解き方が載っていますので、どれか一つに固執せず、様々な方法を見てみて自分が最もやりやすい方法を探してみると良いでしょう。

4、ニュースに意見を持つ

目にしたニュースに対して自分の意見を考えるのもグループディスカッションの対策として効果的と言えます。

こちらの方法は「練習」とは言えないものかもしれませんが、まずは普段の生活の中で触れるニュースに対して自分なりの意見を持つことから始めてみてください。

グループディスカッションのテーマは、就活生に身近な業界・企業や時事問題から設定されることが多くなっているため、普段からメディアを通じて業界や企業の動向、世の中のニュースについて知っていれば、「グループディスカッションのお題の詳細が分からないので話せない」といったケースに陥りにくくなります。

この方法だと、「就活対策」という枠組みの中に捉われず、日常の中で知見を広げながら興味の幅を広げるなど、楽しみながら習慣化できるというメリットもあります。

わざわざ対策のために時間をとらなくても電車の中など、移動中にもできることですのでぜひひとつの習慣として取り入れてみてください。

また、グループディスカッションは、「自分の意見を理由と共に発表する場」でもあります。

日頃から発言する事が苦手な人や、人前で緊張して話せないという人でも日頃からよく目にするニュースに対して自身の意見を考える練習をすることでスムーズに発言できるようになるでしょう。

また、学生のころからニュースを真面目にチェックしている人は少ないかと思いますが、ニュースを通して社会に対する知見を広げておくとディスカッション中に自分が意見するときの引き出しを増やす事ができるため、ニュースを見ておくことには多くのメリットがあります。

5、広告がなぜ貼られているのか考える

ニュースだけでなく、身の回りに存在する企業の戦略を通して思考力を高める練習をするのも良いでしょう。

こちらもニュースに関する練習法と似た練習法となりますが、特におすすめは「広告」について考えてみる事です。

広告が「なぜ」そこにあって「ターゲット」はどれくらいで、「効果」あるのかを考えることで、思考力を鍛える

気になる広告を見つけたら、それに対して自分はどう考えるか?をまとめてみましょう。

企業がなぜその場所に出稿し、どのような人が見ると想定されているのか、実際に効果はどのくらい出ると考えられるのか、等企業が広告を出した狙いを考えてみます。このような物事の考え方ができるようになると、学生目線だけでなく企業の視点も取り入れた地に足を付けた議論をする事ができるようになるでしょう。

また、広告に限らず日常の色々なところで「なぜこの企業はこの動きをしているのか」を考えるようにするのも良いでしょう。そのためには、ぼんやりと物事を受け入れながら過ごすのではなく、何に対しても好奇心を持って「なぜ」を考えてみると良いでしょう。

それぞれの問いに対し、正しい回答は必要というわけではありません。

企業が行っている物事に対してたくさんの疑問を持つことを通して、それぞれに自分なりの答えを出す習慣を付けましょう。

ただし、グループディスカッションはグループでひとつの結論を導き出すものですので、実際のディスカッションの場では自分の意見に固執するのではなく様々な意見を取り入れる姿勢を見せたうえで、自分の意見や考えを発信できるようにしておきましょう。

6、クラッシャー対応パターンを作成する

グループディスカッションではクラッシャーと呼ばれる、議論の進行を妨げる人が出現することがしばしばあります。グループディスカッションは、選考当日に集まった就活生同士でグループを作りディスカッションを行うため、当日までどのような就活生と同じグループになるかわかりません。

このようなグループディスカッションのクラッシャーに振り回されて満足いくグループディスカッションができないというのは最も避けたいものです。

クラッシャーが現れたときに冷静に対応するための練習も欠かせません。練習をすることで、どのように話を戻したり整理して対応すればいいのかわかってくるはずです。

7、クラッシャーはどうしても出る

クラッシャーと呼ばれてしまう就活生は、何も議論の邪魔をしてやろうとわざと議論を壊しているわけではありません。

就活生の中には自己主張が強く自分の意見ばかり言ってくる人や、周りに合わせず自分主体で仕切ろうとする人もおり、強気な態度で臨むあまりそのような人がクラッシャーと呼ばれてしまうパターンが多いです。

万が一のため、ではなく「クラッシャーは必ずいるものだ」というくらいの気持ちで臨むと当日の気持ちも楽になるはずです。

クラッシャーの特徴や対処方法をしっかりと学んでおき、当日どのようなタイプのクラッシャーが出現しても冷静にグループディスカッションに臨めるように準備をしておきましょう。

→グループディスカッションにいる8種類のクラッシャーの対策方法を紹介

8、ケース面接で問題

ケース面接の参考本を活用してグループディスカッション対策をする方法もあります。コンサルティング業界の選考で課されることの多い面接方法の一つである「ケース面接」ですが、グループディスカッション同様に論理的思考力が問われる選考方法です。

そのため、ケース問題の勉強をすることでグループディスカッションの能力を高めることが出来ます。

ケース面接対策の中でも「東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」という本は最も有名で、論理的思考方法がわかりやすく解説されていますのでぜひ手に取って読んでみてください。

9、知識をつける

いくらグループディスカッションのテーマを想定して過去問を見ていても、それでも予想外のテーマが発表されることも多々あります。

そのような場合に、普段からテレビやネットで取り扱われている時事問題や企業の動き、ビジネス用語について知識をつけておく事が重要です。

例えばYouTube等でもビジネススキルを学べる動画は沢山ありますので、そのような動画で気になるものから知識を得る事もできるでしょう。

また、先述の通り身に着けた様々な知識に対して自分なりの意見を持つ練習をしていれば、そこまで難しく考える必要はなくなります。

10、業界や企業を研究する

また、実際に出題されるお題は企業ごとに異なりますが、業界内では共通したテーマが出題されることも多いです。

そのため、自分が志望している業界で出題されやすいテーマを把握しておくことで、似たお題が出題された際には上手く議論を進めることができるようになるため、業界ごとの頻出テーマやお題は調べておくようにしましょう。

グループディスカッションで扱われるテーマは、基本的に世間で話題になっていることやその業界に関連する事象がほとんどです。

そのため、普段から世の中の動向やビジネスニュースや用語について興味関心を持っておくことを忘れないでください。

グループディスカッションを一人で練習するのは限界がある

ここまで一人でもできるグループディスカッション対策についてお話ししてきましたが、すべてのグループディスカッション対策を一人でできるわけではありません。

様々な人が参加するグループディスカッションでは想定通りに話が進む事はほとんどなく、人の意見と自分の意見をどう折り合わせていくか等はやはり実際に体験して練習してみなければ対策できません。

ぜひグループディスカッションの練習会やイベントに参加して、経験値を上げてくださいね!

⇨イベントについて詳しく知りたい方こちら

まとめ

今回の記事では一人でもできるグループディスカッションの練習方法について紹介しました。

一人でできる分、移動時間などの隙間時間にできるものが多く、気軽に対策が行えるのが一人で練習するメリットです。

しかし、グループディスカッションは実際の経験値が選考の通過率を大きく左右しますので、隙間時間は一人で対策、時間がある時には実際に参加してみる、という流れでグループディスカッションを対策してみてください。

この記事と併せて読みたいグループディスカッションの厳選記事

・ファシリテーターのコツ知りたい人におすすめ記事

→ファシリテーターのノウハウの全てを紹介します

・グループディスカッションのテーマを解く練習がしたい方はこちら

→グループディスカッション課題解決型の例題9選【解答例付き】

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監修者
清水達也

DEiBA Company創業者

経歴
・リクルートキャリア代表取締役
・ベネッセホールディングス顧問就任
・DEiBA Companyを設立
・グループディスカッション型就活イベントを年間50回以上開催

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